YEAR / 年

2022

21 articles

ディスらないラップバトルという発明 / ACジャパン「寛容ラップ」

ACジャパン|寛容ラップ|2023

ディスらないラップバトルという発明 / ACジャパン「寛容ラップ」

コンビニのレジで小銭を探すおばあさんに、強面のラッパーが足を踏み鳴らし始める。あ、やばい展開だ、と思った瞬間、彼はアイスをマイクにラップを始める。「誰も怒ってなんかない アンタのペースでいいんだ」。そしておばあさんも調味料のボトルを握り返す。ディスらないラップバトル、という発明クマ。

マスクの内側で、誰も見ていない / 大塚製薬 カロリーメイト「入学から、この世界だった僕たちへ。」

大塚製薬|入学から、この世界だった僕たちへ。|2023

マスクの内側で、誰も見ていない / 大塚製薬 カロリーメイト「入学から、この世界だった僕たちへ。」

2022年の夏、クマは一本の動画の前で立ち止まったクマ。マスクをつけたまま走り込む陸上部員、夕暮れの中で練習するカヌー部員、自宅で素振りを続ける剣道部員。彼らの表情は半分しか見えないのに、その目に宿る熱量がまっすぐに突き刺さってきたクマ。

80日間、カメラは1本の桜を見つめ続けた / クラシエ「いち髪」CM「日本の四季」篇

クラシエホームプロダクツ|日本の四季|2023

80日間、カメラは1本の桜を見つめ続けた / クラシエ「いち髪」CM「日本の四季」篇

1年かけて撮影したクマ。タイムラプスで四季を撮るだけじゃなく、桜を中心にカメラをぐるっと1周させる、と聞いた瞬間に「ヤバい企画だ」と思ったクマ。でも信頼関係があったから成立した、と関係者が口を揃えて語っていて、広告って結局そこだよな、と思ったクマ。

逆さまにして、世界を新しく見る / パナソニック「Make New」

パナソニック|Make New|2022

逆さまにして、世界を新しく見る / パナソニック「Make New」

2022年、パナソニックが新たな変革のアクションワード「Make New」を掲げたクマ。そのコンセプトを体現するムービーが、めちゃめちゃすごいクマ。青い布に覆われた無機質な世界が、少女の手によって一瞬で緑溢れる世界へと反転していく。実はこれ、すべて「上下逆さま」で撮影されているクマ。

海に浮かぶ小さな木の島が、国を動かした / Grupo Estratégico PAE「MORNING AFTER ISLAND」

GRUPO ESTRATÉGICO GE PAE|MORNING AFTER ISLAND|2022

海に浮かぶ小さな木の島が、国を動かした / Grupo Estratégico PAE「MORNING AFTER ISLAND」

2009年、ホンジュラスは中南米で唯一、緊急避妊薬(モーニングアフターピル)を全面禁止した国になったクマ。使用が発覚すれば、最大6年の懲役。その結果、33万人の未成年の少女が母親になり、4人に1人の女性が18歳になる前に妊娠するという状況に。NGOのGE PAEは10年以上この禁止令の撤回を求めて戦ってきたけれど、予算もなく、メディアは保守的な宗教指導者の味方で、まったく進展がなかったクマ。そこで彼らとOgilvy Hondurasは、ある場所に向かったクマ。自国で権利が拒まれるなら、どの政府も権力を持たない場所へ——国際水域へ。

宇宙から見える「HOPE」という文字 / MARS「HOPE REEF」

MARS|HOPE REEF|2022

宇宙から見える「HOPE」という文字 / MARS「HOPE REEF」

宇宙から見える広告。それも、本物の、生きた珊瑚でできた広告クマ。キャットフードのブランドが、海の底に「HOPE」という文字を育てた。Google Earth で確認できる。ダイブもできる。そして何より、珊瑚が本当に戻ってきている。これ、広告としてどうなのか、という議論は当然あるけれど、クマはこのスケール感と本気度に心を掴まれたクマ。

スマホひとつで、国の記憶を爆撃から守る / Polycam X UNESCO「BACKUP UKRAINE」

POLYCAM X UNESCO|BACKUP UKRAINE|2022

スマホひとつで、国の記憶を爆撃から守る / Polycam X UNESCO「BACKUP UKRAINE」

2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻したとき、爆撃で失われていくのは人の命だけじゃなかったクマ。何百年も街を見守ってきた彫刻も、教会も、記念碑も、その国のアイデンティティそのものが、この瞬間にも消えていく。そのとき、広告業界にいるクリエイターたちが考えたのは「自分たちに何ができるか」だったクマ。そして彼らが出した答えは、誰もが持っているスマホを、文化を守る武器に変えることだったクマ。

キヌヨさんの声が、ラジオに帰ってきた / エフエム群馬「思い出話キヌヨさん」

エフエム群馬|思い出話キヌヨさん|2022

キヌヨさんの声が、ラジオに帰ってきた / エフエム群馬「思い出話キヌヨさん」

「思い出話キヌヨさん」というタイトルを見た瞬間、なんだか懐かしいような、温かいような、そんな気持ちになったクマ。地方のラジオ局が、どんなふうに「思い出話」を広告にしたのか。GRAND PRIX を獲ったということは、何かが確実にあったはずクマ。

たった7つのセンテンスが、失われた世代の声になった / PENNY「The Wish」

PENNY|The Wish|2022

たった7つのセンテンスが、失われた世代の声になった / PENNY「The Wish」

2021年のクリスマス、ドイツのディスカウントスーパーがやってのけたクマ。息子の何気ない質問に、母親が答える。「あなたの青春を取り戻してほしい」。パンデミックで奪われた10代の経験すべてを──夜更かしも、失恋も、こっそり抜け出す冒険も。たった3分のフィルムが、YouTubeで410万再生、#PENNYがTwitterトレンド入り、ドイツ最大の新聞BILDが報じ、Film Craft Lions のグランプリを獲ったクマ。

西島秀俊にしか出せない抜け感 / キングソフト WPS Cloud「働き方を自由にする」

キングソフト|WPS Cloud「働き方を自由にする」篇|2022

西島秀俊にしか出せない抜け感 / キングソフト WPS Cloud「働き方を自由にする」

スペシャルエージェントとビジネスパーソン、2つの顔を持つ男クマ。燃え崩れる建物から敵を救出するミッションを遂行しながら、IT企業の同僚から電話が入り、その場でWPS Cloudを使って資料修正を完了するという、30秒でここまでやるか、という密度クマ。

動画は記事にあるクマ

BURGER KING|NONARTIFICAL MEXICO|2022

49%が「自分じゃない」と感じる国で、路上から撮る / BURGER KING「NONARTIFICAL MEXICO」

モデルも、完璧なヘアメイクも、美しいロケーションもなし。ファストフード広告の「お約束」を70年分ひっくり返したクマ。メキシコの路上で、リアルな人々がバーガーを頬張る。その白黒写真が、Billboard になり、美術館に飾られ、ブランド認知95%を叩き出したクマ。