BECO|#STEALOURSTAFF|2020|イギリス
「うちのスタッフを盗んでください」という、逆さまの求人広告 / BECO「#STEALOURSTAFF」
「うちのスタッフを盗んでください」。ボトルに履歴書を刷って、大手スーパーの棚に置いたクマ。普通なら悪夢のはずの引き抜きを、BECOは自分から仕掛けたクマ。
シーン
背景・課題
BECOは石鹸をつくる社会的企業で、スタッフの8割が障害を抱えているクマ。イギリスでは障害者の失業率が健常者の2倍以上、多様性を掲げる企業は9割いても実際に配慮するのは4%未満という現実があったクマ。
ねらい・インサイト
狙いは単純クマ。BECOのスタッフが大企業に引き抜かれれば、空いた席にまた新しい障害者を雇える。小さな会社が人を育て、大きな会社が奪っていく構造を「フィーダークラブ」と呼んで、逆手に取ったクマ。
アイデア
石鹸パッケージにスタッフの顔写真と履歴書を印刷して、BootsやSainsbury'sの棚に並べたクマ。CEOにはCV入りの箱を直接送りつけ、サイトは求人ポータルに変身。映像では視覚障害のあるスタッフが、下手な音声ガイドにツッコミを入れるクマ。真面目で悲しいという障害者像を、笑いで壊しにいったクマ。
展開・成果
40以上のブランドが採用に興味を示し、実際に転職したスタッフもいたクマ。売上は前年比96%増、カンヌライオンズではHealth & Wellness部門のグランプリを獲ったクマ。
余韻
ブランドが伸びることと、スタッフが転職することが、同時に「成功」になる設計クマ。買ってくださいで終わらず、雇ってくださいまで踏み込んで、それが本当に起きたクマ。こういう仕事、してみたいクマ〜。
