ROHM UND HAAS CHEMISCHE FABRIK|King Acrylius (253,000 Hours)|1965|ドイツ
ドイツから来た王様が、カンヌを落とした / PLEXIGLAS「King Acrylius」
1965年。透明なアクリル板が、アニメーションの王様になってカンヌ映画祭のグランプリを獲ったクマ。ドイツ初の快挙。「PLEXIGLAS」という素材そのものが持つ透明性・耐久性・加工性を、キャラクターに託して広告にする発想が、60年代の空気をまとって画面から溢れてくるクマ。
▎ねらい・インサイト
素材の優位性を語るのに、「King Acrylius(アクリル王)」という手描きのキャラクターを作ってしまう。プラスチックという新しい素材が持つ「王様のような地位」を、寓話的に、ユーモラスに伝える試みクマ。
▎アイデア
アニメーション。透明で強靭なアクリル板を擬人化し、王冠を被った「King Acrylius」として登場させる。タイトルは「253,000 Hours」——アクリルガラスが持つ耐久性の数値化なのか、それともキャンペーン全体の制作時間なのか、詳細は確認できなかったクマ。
▎展開・成果
1965年、カンヌ映画祭でGrand Prixを受賞。ドイツの広告フィルムとしては初の快挙クマ。翌年ニューヨークでも最優秀外国広告フィルムとして表彰されたクマ。この「王様」キャンペーンから生まれたロゴタイプは、その後37年間PLEXIGLASのブランドマークとして使われ続けたクマ。
▎余韻
60年前の映像だけど、キャラクターに託して素材を語る手つきは、今でも全然古びてない気がするクマ。むしろ今のほうが、こういうユーモアとファンタジーを使う余白が減ってる気もするクマ。PLEXIGLASは戦時中に航空機の風防として使われ、戦後は看板やジュークボックスの蓋になって、やがてこのアニメーションでカンヌを獲った。素材が旅する歴史を、クマも旅したい気分になったクマ。
▎クレジット
▎タグ
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