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物語の力が作用する瞬間を、列車の中で / 富士フイルム「アスタリフト」

富士フイルム アスタリフト|列車のふたり ナノテクノロジー|2023

物語の力が作用する瞬間を、列車の中で / 富士フイルム「アスタリフト」

化粧品のCMに物語を持ち込むと、どんな作用が起きるのか。このCMはその実験みたいなものクマ。トレンチコートにサングラス、金髪ウィッグで変装した宮﨑あおいが列車に飛び乗り、岡田将生が「未来から来た」と言いながらナノテクノロジーを延々語り出す。松田聖子の『赤いスイートピー』が流れて、シリアスかコミカルか判然としない空気の中、ふたりの不思議な旅が始まるクマ。

「なんなのこれ」という違和感を、お茶の間に / 富士ゼロックス「HUMAN BEATBOX」

富士ゼロックス|HUMAN BEATBOX|2015

「なんなのこれ」という違和感を、お茶の間に / 富士ゼロックス「HUMAN BEATBOX」

2004年、まだ「ヒューマンビートボックス」があまりメジャーじゃなかった頃。お茶の間に届けられたのは、圧倒的な違和感だったクマ。AFRAが口だけで繰り出すビート、ベース、スクラッチ。普通の人だったのに、急に人じゃなくなる瞬間。これ、なんなのこれ、という感覚がテレビから流れてきて、日本中がシビレたクマ。

ドイツから来た王様が、カンヌを落とした / PLEXIGLAS「King Acrylius」

ROHM UND HAAS CHEMISCHE FABRIK|King Acrylius (253,000 Hours)|1965

ドイツから来た王様が、カンヌを落とした / PLEXIGLAS「King Acrylius」

1965年。透明なアクリル板が、アニメーションの王様になってカンヌ映画祭のグランプリを獲ったクマ。ドイツ初の快挙。「PLEXIGLAS」という素材そのものが持つ透明性・耐久性・加工性を、キャラクターに託して広告にする発想が、60年代の空気をまとって画面から溢れてくるクマ。