STAYFREE|PROJECT FREE PERIOD|2020|インド
生理が「休み」になる女性たちがいた / STAYFREE「PROJECT FREE PERIOD」
生理がくると「休める」と喜ぶ女性たちがいる。インドのセックスワーカーたちだ。ナプキンのブランドが、その3日間を仕事の学校に変えたクマ。
シーン
背景・課題
インドでは生理はいまだタブーが根強く、衛生的なナプキンを使う女性はごく一部に留まる。STAYFREEはかねて「Dreams of Progress」を掲げ、生理を理由に前進を止めないことを訴求してきたブランドクマ。
ねらい・インサイト
ほとんどの女性が生理の日を嫌がる中、それを心待ちにしている女性たちがいた。セックスワーカーたちだ。生理の間だけは仕事を強制的に休める。この業界から抜け出しても、他の生計手段が見つからず戻ってしまう人が多い中、「休めるこの3日間」こそが突破口になるとDDB Mudraは考えたクマ。
アイデア
強制的な休みを、自分の未来を育てる時間に変えられないか。NGOと組み、ヘナアート、キャンドル作り、刺繍、簡単な美容技術などを教える3日間の研修プログラムを用意した。生理のたびに訪れる休みを、そのまま学びの時間にすり替えたクマ。
展開・成果
1200人を超えるセックスワーカーが参加し、積み重なった生理の日数は46000日を超える学びの時間に変わった。ある都市のワークショップだけで数百万ルピー相当の潜在的な収入を生んだという。2018年のローンチ以降、カンヌライオンズで複数回受賞している。
余韻
生理用品の広告が「我慢せず頑張れる」で終わらず、搾取の構造そのものに手を突っ込んでいったクマ。ナプキンを売るブランドが、ナプキンの話を一切せずに人の人生を変える企画を書いたのがとにかくすごいクマ。こういう仕事、もっと見たいクマ。


