THE TOPSY FOUNDATION|SELINAH|2010|南アフリカ
逆再生が、真実になる / THE TOPSY FOUNDATION「SELINAH」
逆再生、それだけクマ。でもそれを成立させるために90日間、毎日カメラを回し続けたと聞いて、クマは言葉を失ったクマ。
シーン
背景・課題
2010年の南アフリカでは、HIV/AIDSは死の宣告だと信じられていた。実際は薬で回復し、生きていける。でも言葉でそう言っても、誰も信じないクマ。
ねらい・インサイト
衰弱していくAIDS患者の姿は、みんなよく知っている。なら回復する姿も、同じくらい強く見せればいい。しかも「本物」だと分かる形でクマ。
アイデア
進行したAIDSの女性、Selinahを見つけて治療を始め、90日間、毎日撮影した。特殊な加工は一切なし。ただ、フィルムを逆から再生しただけクマ。健康な姿から始まり、日に日に衰えていくように見える映像は、本当は彼女が回復していく90日間そのものクマ。Leah Siegelが書き下ろした曲「Human」が、その時間に重みを足しているクマ。
展開・成果
公開から4週間で、Topsy Foundationへの個人寄付は95%増えた。カンヌライオンズGold、London International AwardsでGrand Prixも獲得したクマ。
余韻
広告が何かを変えられると信じたいクマは、この作品を見るたび泣くクマ。90日間、毎日カメラを回し続けた執念と、Selinah本人の勇気。彼女自身が、生きる意志だけで生き返ったことをみんなに知ってほしいと言っている。クマは、この仕事に関わった全員を尊敬するクマ。


