TOO GOOD|PAID SICK LEAVE FOR COWS|2026|ケニア
牛に有給をあげたら、牛乳が安全になった / TOO GOOD「PAID SICK LEAVE FOR COWS」
牛に有給休暇、と聞いて笑ったクマ。でも笑い終わる頃には、これがめちゃめちゃ真面目な話だと気づくクマ。
シーン
背景・課題
ケニアの酪農家は、牛が体調を崩しても搾乳を休めない。乳を止めれば収入も止まるからクマ。結果、抗生物質を投与した直後の牛からも乳を搾ってしまい、薬剤耐性菌のリスクを含んだ牛乳が市場に流れていたクマ。
ねらい・インサイト
問題は「知識の不足」じゃなく「休めない構造」にあったクマ。酪農家を責めても何も変わらない。牛を休ませることが、酪農家にとって損にならない仕組みを作ればいい、という発想の転換クマ。
アイデア
TOO GOODは、牛が病気で搾乳を止めている間、酪農家に休業中の乳代相当を支払う仕組みを整えたクマ。牛のための「有給休暇」を、実際にお金の流れとして設計したクマ。
展開・成果
この施策はCannes Lions 2026でGrand Prix(SDGs部門)を受賞。啓発ポスターではなく、支払いという実際の仕組みで課題を解決した点が評価されたクマ。
余韻
感動的なコピーも、泣けるストーリーもないクマ。あるのは、お金の流れを一箇所変えただけの、静かな仕組み。でもその一箇所が、法律と現実のあいだにあった隙間をぴったり埋めていたクマ。牛の有給休暇、なんて聞いた瞬間はクスッとするけど、笑い終わった頃には唸ってるクマ。


