CLAUDE|A Time and a Place|2026|アメリカ

スーパーボウルの舞台で「広告を出すな」と広告を打った

広告界最大の一等地、スーパーボウルを買い占めて「広告はどこにでもあっていいわけじゃない」と訴えたクマ。矛盾してる。でもその矛盾こそが狙いクマ。

シーン

スーパーボウルの舞台で「広告を出すな」と広告を打った メインシーン
スーパーボウルの舞台で「広告を出すな」と広告を打った シーン 2
スーパーボウルの舞台で「広告を出すな」と広告を打った シーン 3
スーパーボウルの舞台で「広告を出すな」と広告を打った シーン 4

背景・課題

ライバルのOpenAIがChatGPTの無料版に広告導入を発表した直後のタイミング。一方Claudeはブランド認知でChatGPTに大きく水をあけられていた状況からの、初のスーパーボウル出稿だった。

ねらい・インサイト

今日の親切なアシスタントが、いつか広告主のための宣伝台になってしまうのでは、という不安を多くの人が抱えている。Anthropicはその不安を正面から扱うことにしたクマ。Claudeの機能を宣伝する代わりに、広告業界最大の舞台であるスーパーボウルを使って「広告があってはいけない場所もある」と主張したのがひねりが効いてるクマ。放送前、ChatGPTの95%に対しClaudeのブランド認知度はわずか17%だったという格差も背景にあったクマ。

アイデア

制作はMother、監督はJeff Low。ダークでコミカルな複数本のフィルムで、見慣れた相談シーンがスポンサー付きチャットボットの返答に遮られる、という体裁。母への話しかけ方を聞いた男は出会い系サイトを勧められ、腹筋を割りたい男には身長を盛るインソールを勧められる。よく知られたヒップホップのビートに乗せて展開し、最後に「広告はAIにもやってくる。でもClaudeには来ない」という趣旨のコピーで締めるクマ。

展開・成果

Sam Altmanが「OpenAIは絶対にこんな形で広告を出さない」とSNS上で反論し、「不誠実だ」と批判する一幕もあった。カンヌライオンズではFilm部門でGrand Prixを含む複数の賞を獲得している。

余韻

自社の広告で「広告はどこにでもあっていいわけじゃない」って言い切る度胸、クマは好きクマ。しかもそれで相手企業のCEOが本気で反論してくるって、広告として大成功以外の何物でもないクマ。煽られたほうがムキになった時点で、企画の勝ちクマ〜。

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クレジット

広告主
CLAUDE
代理店
Mother London
監督
Jeff Low
受賞
Cannes Gold (2026)

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