AIDES|GRAFFITI|2010|フランス
壁の落書きが、コンドームをつけた瞬間モテ始めた / AIDES「GRAFFITI」
トイレの壁に描かれた一本の落書きペニスが、主人公クマ。性器が主人公の広告って、なかなかお目にかからないクマ。
シーン
背景・課題
AIDESはフランス最大のHIV/AIDS支援団体クマ。落書きのノリで性の話をする、というこの団体のキャンペーンの系譜の最新作がこの「Graffiti」クマ。
ねらい・インサイト
誰かと付き合いたい一心の落書きペニスは、最初はみんなに避けられてしまうクマ。でもある女の子がそこにコンドームを描き足した途端、急にモテ出す。避けられる理由も、モテる理由も、結局「つけてるかどうか」だけなクマ。説教じゃなく、モテ不モテの構図に落とし込んだのが上手いクマ。
アイデア
学校のトイレや公衆便所でよく見る、あの雑な落書きの絵柄をそのまま使ってアニメーション化。性器が歩き回ったり消されたり描き足されたりする軽いタッチのまま、コンドームをつけた途端に周りの態度が一変する様子を見せるクマ。真面目なテーマを、誰もが知ってる悪ふざけの絵で語る構成クマ。
展開・成果
2010年のカンヌライオンズでCyber部門のゴールドを2つ、ブロンズを1つ、Film部門でもブロンズを獲得。Grand Prix for Goodのショートリストにも入り、オンラインでも大きく拡散したクマ。
余韻
下ネタに逃げずに、下ネタのど真ん中から「安全ならモテる」という真理を取り出してきたクマ。笑って、ちょっとドキッとして、気づいたら納得してる。これぞ社会広告クマ。

