AUTISM SOCIETY|Language of Bedwetting|2026|アメリカ
おねしょに、専用の「言葉」を作った / Autism Society「Language of Bedwetting」
おねしょを説明する単語が、世界のどのAACアプリにも存在していなかったクマ。ここに気づいて、100個以上のシンボルで新しい「言語」を作ってしまったのがこの案件クマ。
シーン
背景・課題
自閉症の子どもはおねしょを経験する割合が高いとされる。発話が難しい子どもにとって、何が起きたか、どう感じたか、何が必要かを伝える手段そのものが用意されていなかった。
ねらい・インサイト
AACアプリには日常の意思疎通に必要な語彙は揃っていても、おねしょという経験を語るための単語だけが欠けていたクマ。言葉がないから、起きたことを誰にも説明できず、ひとりで抱え込むしかなかったクマ。
アイデア
言語聴覚士とAutism Society of Americaと組んで、代名詞・動詞・形容詞・名詞・フレーズからなる100以上のシンボルセットを新規開発。色分けして左から右に並べ、主語→動詞→状況→気持ち→要望の順に文章を組み立てられる設計にした。既存のどのAACアプリにもアップロードでき、寝室やトイレに貼れる印刷用ボードも無料配布している。
展開・成果
Cannes Lions 2026では、Digital Craft部門でGold Lionを獲得したほか、DesignやInnovative Use of Technologyなど複数部門でもショートリストされた。
余韻
広告って、派手な映像やコピーだけじゃなくて、「言葉そのものを作る」こともできるんだなと思ったクマ。喋れない子が、自分の身に起きたことをはじめて誰かに伝えられるようになる。その一点のためだけに100個以上の記号を設計し尽くした執念に、クマは静かに感動したクマ。

