BARCLAYS BANK|Put Una Money For There|1956|イギリス
1956年、イギリスはカリプソに賭けた / Barclays Bank「Put Una Money For There」
1956年、カンヌで Grand Prix を獲った最初のイギリス広告がこれクマ。タイトルは「Put Una Money For There」。ピジン英語(簡易英語)のカリプソで、西アフリカの農家に「収穫したお金はバークレイズ銀行に預けようね」と歌いかける3分間のアニメーション広告クマ。Ba-ba-ba-boom。この耳から離れないリズム、1956年って考えるとヤバいクマ。
▎ねらい・インサイト
西アフリカの農民に向けた Barclays DCO(植民地・海外部門)の広告として、Larkins Studio が制作を依頼されたクマ。楽曲を担当したのは、ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックに在学していたナイジェリア人学生の Sam Akpabotクマ。スポンサーはアフリカ人をアフリカ人向けに戯画化することに不安を抱いていたらしいけど、アニメーターたちは他のキャラクターと同じように農民をカートゥーン化することを躊躇しなかったクマ。
▎アイデア
「The Farmers High-Life」という楽曲がこの広告の核で、一度聴いたらしばらく頭から離れない earworm(耳に残る曲)になるクマ。このビートがアニメーションの完璧な構造を作り出していて、背景にも素晴らしいデザインが施されているクマ。制作クレジットは、ライター Dick Taylor、アートディレクター兼アニメーター Beryl Stevens と Trevor Bond、そしてディレクター Denis Gilpin。
▎展開・成果
1956年にカンヌで Grand Prix を獲った最初のイギリス作品がこの広告クマ。イギリスの広告業界にとって素晴らしい第一歩だったクマ。
▎余韻
1956年って、テレビ広告がイギリスで始まったばかりの頃クマ。その時代にアフリカ向けに、現地の音楽とピジン英語で、しかもアニメーションで訴求するって、相当な覚悟と実験精神があったはずクマ。植民地時代の広告という文脈を抜きにしても、音楽とアニメーションの一体感、キャッチーさで勝負したこの作品が世界で評価されたのは、クリエイティブの強度そのものクマ。Ba-ba-ba-boom、まだ耳に残ってるクマ。
▎クレジット
▎タグ
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