BURGER KING|CONFUSING TIMES|2020|スペイン

混乱それ自体が、商品だった / BURGER KING「CONFUSING TIMES」

2020年、誰もが混乱してた年クマ。バーガーキングが作ったのは「肘でくしゃみを受けて、肘でハイタッチ」みたいな、あの混乱した気分そのものを喋るラジオ広告クマ。しかも中身は、肉じゃないのに肉の味がするImpossible Whopperの宣伝クマ。混乱を混乱のまま出す。それが一番誠実だったクマ。

シーン

混乱それ自体が、商品だった / BURGER KING「CONFUSING TIMES」 メインシーン
混乱それ自体が、商品だった / BURGER KING「CONFUSING TIMES」 シーン 2
混乱それ自体が、商品だった / BURGER KING「CONFUSING TIMES」 シーン 3
混乱それ自体が、商品だった / BURGER KING「CONFUSING TIMES」 シーン 4

背景・課題

2020年3月、パンデミック下の心境を描くラジオスポットとして始まったクマ。狙いは健康でもサステナビリティでもなく、ただ「今の気持ち」に寄り添うことだったクマ。

ねらい・インサイト

混乱した時代には、混乱する商品がふさわしい。ハンバーガー屋なのに、肉を使わないワッパーを出す。その矛盾自体が、時代の気分とぴったり重なったクマ。

アイデア

90秒のラジオ広告は、物悲しいピアノとEdward Robinsonの語りで始まるクマ。「テレンスは握手はダメだと知っている。でも肘タッチはOK。肘でくしゃみも受け止めるべきだと知っている。もう、テレンスは混乱している」。1分以上経ってやっと、バーガーキングの広告だとわかる構成クマ。のちにJuan Cabral監督で映像化もされ、「在宅ワークか、職場に住んでいるのか」と迷う男がヘッドセットとボクサーパンツ姿で冷蔵庫を開ける場面が続き、最後に肉を使わないのに肉の味がするワッパーの話に着地するクマ。

展開・成果

2021年The One Show Gold Pencil、2022年Clio Gold受賞クマ。「Even More Confusing Times」(2022)、「A Little More Confusing」(2023)とシリーズ化。Cannes Lionsでも評価された一方、消費者調査では42%が「コアメッセージがわからなかった」と答えたクマ。

余韻

「混乱しているよね」と言ってくれる広告があるだけで、救いになる年だったクマ。しかも中身が「肉じゃないのに肉の味」という混乱の塊だから、一切矛盾がない。公共広告みたいに始まって、1分後に「え、これバーガーの広告だったの」ってなる、その驚きが好きクマ。2020年という時代だからこそ成立した広告クマ。

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クレジット

広告主
BURGER KING
代理店
DAVID Madrid
監督
Juan Cabral
Narrator
Edward Robinson
受賞
Cannes Gold (2020)

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