CENTERS FOR DISEASE CONTROL|VERB YELLOWBALL|2007|アメリカ
ただの黄色いボールが、3万9940マイル旅をした / CDC「VERB YELLOWBALL」
ただの黄色いボールに番号を振っただけで、子どもたちは国中にそれを運んだクマ。中身はボール1個、仕掛けは番号1個。それだけで小児肥満と向き合ったクマ。
シーン
背景・課題
CDCは2002年から、9〜13歳の子どもに運動を促すVERBというキャンペーンを続けていたクマ。時間や場所を選ばず気軽にできる遊びを広めることが狙いで、YELLOWBALLはその取り組みの集大成として企画されたクマ。
ねらい・インサイト
運動しろ、と言われて運動する子どもはいないクマ。だったら「友達にすすめたくなる遊び」を作ってしまえばいい、という発想に立ったクマ。子どもたち自身をメディアにする狙いで、固有コード付きの黄色いボール50万個を直接手渡しした。
アイデア
見た目はただのボールクマ。だけど1個1個に固有のコードが刻まれていて、遊んだ子はサイトでコードを打ち込みブログに書き込み、次の子へ渡すよう促される仕組みクマ。ショッピングモールや映画館では床に投影したボールを蹴ったり打ったりして遊べる仕掛けも用意し、街頭パフォーマンスや体験型の車両まで動員して、とにかく全方位からボールをばらまいたクマ。
展開・成果
配られたボールの21%が次の誰かへ渡り、ブログ投稿は1万7000件近く、動画は16万8674本生まれた。あるボールは31人の手を渡り歩き、別の1個は3万9940マイルも移動した。Cannes Lions 2007ではDirect部門でGoldを受賞したクマ。
余韻
ただのボールが、全米を駆け巡るメディアになったクマ。広告が「見せる」ものから「渡す」ものに変わった瞬間を見た気がするクマ。誰かに渡したくなる仕掛けさえあれば、ボールだって立派なメディアクマ。

