GEOX AMPHIBIOX|THE ULTIMATE WATERPROOF TEST (7 Days of Rain)|2013|ノルウェー
晴れた街で、7日間降らせ続けた / GEOX「THE ULTIMATE WATERPROOF TEST」
人工の雨雲を3つもつくって、ひとりの男を7日間ずっと雨に降らせ続けるクマ。バルセロナの真ん中で。晴れてるのに。
▎背景・課題
防水シューズと言われても、普通の靴が本当に防水なのか信じられない。言葉だけでは足りない時代クマ。GEOXのAmphibioxは100%防水で透湿性も備えた都市型シューズだけど、その機能を証明しなければ誰も振り向かない。前年2012年には世界一雨の多い場所・インドのチェラプンジ村でテストを実施して受賞していたから、2年目はどうするか。そこがSMFB Osloの腕の見せどころクマ。
▎ねらい・インサイト
前年は地球上で最も雨の多い場所でテストした。次にやるべきことは、雨を自分たちでつくることクマ。都市環境でのテストに場所を移し、晴天の街バルセロナで、34歳のTomという男性に7日間ずっと人工雨雲をつけて歩かせるという発想。「雨の中で暮らす困難を描くこと。靴は雨を楽にしないけれど、少なくとも足はドライに保てる」というGEOXのマーケティングマネージャーの言葉が、この企画のコアクマ。極限ではなく、日常。でも日常を極限にする。
▎アイデア
3つの高度な人工雲を開発し、晴れた街の真ん中で、容赦ない雨と一定の湿度を再現クマ。観光客として街を歩く日、仕事をする日、デートに出かける日など、日常の都市生活を再現したタスクを雨の下で遂行させた。雨雲はタクシーの中にまでついていくクマ。「shoe cam」というスーパースローモーションのマクロ撮影で靴の撥水性を見せ、7日間を自由にナビゲートできるインタラクティブドキュメンタリーとしてウェブサイトで公開。追加コンテンツを探索できるレイヤーも搭載クマ。MediaMonksが制作全体を担当し、雲の制作から撮影、ポストプロまで内製したクマ。
▎展開・成果
ウェブサイトは初期数週間で90万人以上のユニークビジター、前年キャンペーン比で200%増。Facebook フォロワーは最初の2週間で15万人増加(45万→60万)クマ。Eurobestでプロモ&アクティベーション部門のグランプリを含む9つの賞を獲得。Cannes Lions 2013のレビューでは「デジタルができることをフル活用して靴を欲しくさせる。クラフトは完璧」と評されたクマ。コレクションは2ヶ月で完売という商業的成果も。
▎余韻
プロダクトのテストを、エンターテイメントに変える。それも嘘じゃなくて、本当にやる。本当に7日間、本当に雨雲をつくって、本当にバルセロナで。その「本当」の強度が、2013年のデジタルキャンペーンとして際立っていたクマ。「雨の中の靴の話は退屈になりえたが、彼らは圧倒的に魅力的な体験として届けた」。リスクを取って、アイデアを実現する覚悟。クマもそうありたいクマ。
▎クレジット
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