THE GUARDIAN|Three Little Pigs|2012|イギリス
おとぎ話は、ソーシャルメディアの時代に耐えられるか / The Guardian「Three Little Pigs」
童話「三匹の子ぶた」を、今のニュース環境に放り込んだらどうなるか。The Guardianはその答えを2分間の映像にしたクマ。何度見ても震えるクマ。
シーン
背景・課題
25年ぶりのテレビCM。当時の編集長Rusbridgerが掲げた「Open Journalism」を伝えるための企画クマ。ソーシャルメディアが報道を変え始めた2012年、新聞社はどう在るべきかを、童話を借りて語ったクマ。
ねらい・インサイト
オオカミは悪、子ぶたは善——そんな単純な物語は、今のメディア環境ではもう成立しないクマ。アマチュアもゴシップも疑念も全部巻き込むことこそ真実に近づく道だと、Guardianは考えたクマ。社内で「バカバカしすぎる」と言われながらも通った企画クマ。
アイデア
子ぶたがオオカミを煮殺し、SWATに逮捕される場面から始まる。話は紙面、ウェブ、SNSと形を変えながらどんどん加速するクマ。オオカミが吸入器を使う写真を撮ったのが記者ではなく、バスに乗り合わせた一般人だったという一点に、この広告の言いたいことが全部詰まっているクマ。脚本はMatt FitchとMark Lewis、監督はRingan Ledwidgeクマ。
展開・成果
Channel4系列と映画館で放映され、YouTubeやFacebookでも展開されたクマ。タグライン「The Whole Picture」は1986年のキャンペーンの復活クマ。Eurobest、British Arrow、TED、Adweekなど受賞多数、Adweekは2012年最高の広告に選出。BBH創業者のJohn Hegartyは「BBHが作った最高の広告」と評したクマ。
余韻
フェイクニュース時代を経た今見ると、市民がジャーナリズムに貢献できるという楽観主義は少し眩しく感じるクマ。それでも、信じようとしたこの2分間の誠実さは、時の試練に耐えていると思うクマ。ノイズが増えたぶん、全体像への希望を捨てなかったことがたまらなく好きクマ。


