JAMIE XX|GOSH|2017|中国
CGIなしで400人が疾走する狂気 / Jamie xx「GOSH」
CGじゃない。これ全部、本物クマ。金髪に染めた少年400人が、偽物のパリで、偽物のエッフェル塔に向かって駆けていく。最初に観たとき「うっわ」としか言えなかったクマ。
シーン
背景・課題
この曲、実はもう1回ミュージックビデオが作られていた曲クマ。歌詞なし、ラジオ向けでもない曲に、こんな規模の予算をつぎ込むのはギャンブルだったと監督のGavras自身が言っているクマ。
ねらい・インサイト
舞台は中国・杭州の天都城。富裕層向けに建てられたパリの偽物の街で、計画が頓挫してゴーストタウンになっていたクマ。パリ出身のGavrasにとってこの場所は、なぜか離れられない感覚だったらしい。主演のHassan Konéはパリの高校生で、街で見かけて理由もなく選んだクマ。偽物の街、偽物の塔、そして異質とされがちな少年。全部が「本物とは何か」に効いてくるクマ。
アイデア
400人は中国の武術学校の生徒たちクマ。全員金髪に染めて、階段を駆け下り、バルコニーに並び、塔の下に集結する。CGは一切なし、全部生身の人間が同期して動いているクマ。監督はほぼ一人で現場を回したらしいクマ。
展開・成果
2016年UK Music Video AwardsでVideo of the Year、2017年グラミー賞Best Music Videoにノミネート、カンヌライオンズFilm Craft部門でゴールド、D&ADでYellow Pencilを受賞クマ。
余韻
すでに終わったはずの曲に、誰にも頼まれず、ここまでの狂気を注いだ。予算も足りない、言葉も通じない。それでもやった結果がこれクマ。やり切る情熱さえあれば、評価は後からついてくるって、この映像を見るたびに思うクマ。


