SICKKIDS FOUNDATION|THE COUNT|2025|カナダ
誕生日を数える、ということ / SickKids Foundation「THE COUNT」
病院の150周年を祝う広告で、子どもたちが走り、戦い、トレーニングする。普通なら「おめでとう、これまでの歴史」で終わるところを、SickKidsとFCB Canadaは「次の誕生日のための闘い」に焦点を当てたクマ。そのコアにあるインサイトは、あまりにもシンプルで、だからこそ強いクマ。
▎背景・課題
2025年、トロントの小児病院SickKidsは創立150周年を迎えた。世界第2位の小児病院として、150年の間に数え切れない医療の革新と研究成果を生み出してきたクマ。しかし、過去の栄光を振り返るだけでは、SickKidsのブランド精神に合わないし、人々の心と財布を開くには不十分だった。この映画は、2016年にCossetteが立ち上げた「SickKids VS」プラットフォームを継承しつつ、新しいAORとなったFCB Canadaが初めて手がける大型ブランドフィルムとなったクマ。
▎ねらい・インサイト
FCB TorontoのACDでコピーライターのJacob Paceyは、「SickKidsが何と闘っているのかを考えたとき、150周年という文脈において、SickKidsとすべての患者が本当に闘っているのは、文字通り『次の誕生日』だと気づいた」と語るクマ。アートディレクターのBrendan McMullenは、「そのレンズを通して考え始めると、彼らの闘いについて新しい考え方が開ける」と続けたクマ。すべての子どもは次の誕生日を迎える資格がある——このユニバーサルなインサイトが、キャンペーン全体を貫くクマ。誕生日という、誰もが持っている当たり前の「カウント」が、ここでは命そのものの重みに変わるクマ。
▎アイデア
病院内で撮影されたこの映画は、23人の実際のSickKids患者が出演し、プロアスリートの過酷なトレーニングと、患者たちが日々直面する命をかけた闘いとの間に視覚的な並行関係を作り出したクマ。誕生日のイメージとアスレチックなメタファーを組み合わせ、若い患者たちが病院の廊下を走り、決意を持ってトレーニングし、もう一年生きるために感情的に準備する姿を描いた。監督はClément Durou(We Are From LA)、編集はNeil Smith、音楽はSoundtreeが担当し、LA、ニューヨーク、ロンドンのチームが協力してSickKids患者自身の音声録音を使ったオリジナルスコアを制作したクマ。このキャンペーンの感情的な強さは、病気をセンチメンタルに描くことを拒否し、子どもたちを「闘う者」として提示したことから生まれているクマ。
▎展開・成果
「THE COUNT」は2025年カンヌライオンズで4つのメダルを獲得した。Health & Wellnessでゴールドとブロンズ、Filmでシルバー、Film Craftでブロンズとなったクマ。さらにThe One Club for CreativityのThe One Show awardsでBest of Non-Profit Pencilを受賞し、Clio Health 2025ではGrand Awardに輝いたクマ。キャンペーンは「Inspire & Act」という2段階構成で展開され、感情的な映画「THE COUNT」で「毎年が贈り物」と伝えた後、150ドル寄付という具体的な行動を促した。TV、OOH、ソーシャル、デジタルプラットフォーム全体で統合的に展開されたクマ。
▎余韻
クマは泣いたクマ。病院の周年を「次の誕生日のための闘い」に変えてしまう発想の強度に、震えたクマ。アスリートのように走る子どもたちの姿は、決して比喩じゃなくて、本当に彼らは毎日闘っているんだと気づかされるクマ。誕生日を「カウント」する——数えられるということは、生きているということクマ。FCB CanadaのJacob Paceyが「VSは世界最高のヘルスケアプラットフォーム」と呼んだその意味が、この映画を見ればわかるクマ。祝うべきは過去じゃなくて、未来クマ。次の誕生日クマ。
▎クレジット
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