SONY|GRAVITY CAT|2017|日本
これ、どうやって撮ったの? / Sony Interactive Entertainment「GRAVITY CAT」
猫が壁を歩き、天井を走り、姉妹がアパートごと空に落ちていく。4分間、ずっと「え?」「え?」って言い続けたクマ。
▎背景・課題
『GRAVITY DAZE 2』は重力を360度操る重力アクション・アドベンチャーゲーム。ゲーム内では主人公のサイドキックとして猫が登場し、重力を自在に変化させて世界を駆け回るのが最大の特徴クマ。でも、ゲームの面白さをどう伝えるか。スクリーンショットを並べても、プレイ動画を切り取っても、あの浮遊感や重力反転の気持ちよさは伝わらない。
▎ねらい・インサイト
そこで博報堂と東北新社が選んだのは、実写化という大胆な選択クマ。ゲームの世界観を現実世界に持ち込むことで、視聴者に「どうやって撮ったの?」と問いかける。猫動画がネット上で圧倒的な人気を持つことも計算済み。バズを生むための必然性がここにあったクマ。さらに、大学生が論文に行き詰まるというストーリーを軸に据えることで、「Break out of your world's box(世界の箱から飛び出せ)」というゲームのメッセージを織り込んだ。単なるギミックで終わらせない、物語としての強度クマ。
▎アイデア
アパートを丸ごと回転させる大掛かりなリグを使い、ほぼ実写で撮影。CGに頼らず、可能な限りリアルに見せることで視聴者に「wow」を届ける戦略クマ。姉妹と猫が重力に翻弄されながら部屋中を駆け回り、最後は窓から空へと落ちていく。ワンカット風の撮影、POV(一人称視点)、動物の演技、重力変化の表現という、それぞれが高難度のビジュアル表現に挑んだ。監督は柳沢翔、VFX制作はオムニバス・ジャパン。乃木坂46の伊藤万理華と高田静流が姉妹役を演じ、挿入歌「MEWTON」も制作された。約4分という長尺ながら、Web限定で公開されたクマ。
▎展開・成果
世界中の広告賞を総なめクマ。2017年のカンヌライオンズでGold Lionを含む7つのライオン(Gold 1、Silver 2、Bronze 4)、ONE SHOWでGold Pencil、D&ADでWood Pencil、ニューヨークフェスティバルで2部門Grand Prize、Clio AwardsでGold、そしてAD STARSでもGoldを受賞。Adweekは「今年見逃した最高の広告」として特集を組み、累計再生回数は300万回を突破したクマ。
▎余韻
「どうやって撮ったの?」という問いかけが、そのまま広告の強度になっている。リアルであることの圧倒的な説得力。CGでもできたかもしれないけど、実写で撮ったからこそのこの迫力。博報堂と東北新社とオムニバス・ジャパンと柳沢監督と姉妹と猫、全員が本気でやった結果がこれクマ。クマもこんな仕事がしたいクマ〜。
▎クレジット
- 広告主
- SONY
- 代理店
- 博報堂
- 制作
- 東北新社
- 監督
- 柳沢翔松本哲明
- 音楽
- ハル(DIALUCK)「MEWTON」
- CAST
- 乃木坂46 伊藤万理華、高田静流
- CG_DIRECTOR
- 松本哲明
- CG_PRODUCTION
- オムニバス・ジャパン
- 受賞
- Cannes Gold (2017)
▎タグ
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