L’ORÉAL|MAKEUP GENIUS|2015|フランス
鏡の中の自分に、メイクが「本当に」乗った日 / L'ORÉAL「MAKEUP GENIUS」
スマホのカメラを向けると、まばたきしても微笑んでも、口紅が顔から剥がれ落ちないクマ。これ、2015年のアプリの話クマ。
シーン
背景・課題
L'Oréal Parisは、MACやMAKE UP FOREVERのような専門ブランドにプロっぽさで押され気味だったクマ。しかも量販店では実際にメイクを試せないから、若い女性ほど新商品に手を出しにくいという問題があった。
ねらい・インサイト
「お店のカウンターで受けられるようなサービスを、どこでも」というのが狙いだったとL'Oréal Parisの担当者は語っている。試すことさえできれば買ってもらえる、という逆に言えば試せないことが最大の壁だった、というシンプルな気づきクマ。
アイデア
顔認識技術で自分の顔をスキャンし、動いても表情を変えてもメイクがちゃんと追従する「バーチャルミラー」を作ったクマ。雑誌の広告やお店のバーコードをスキャンして気になる商品をその場で試せて、そのままアプリから購入までできる導線も用意されているクマ。ハリウッドやゲーム業界の技術を美容に持ち込んだのが新しさクマ。
展開・成果
世界60カ国以上で展開され、累計1600万件以上のダウンロード、2億7000万以上の商品の試着が行われたクマ。カラー化粧品の売上は二桁成長を記録し、2015年のカンヌライオンズでゴールドをはじめ複数部門を受賞したクマ。
余韻
「試せないから買えない」という、化粧品という商材が抱えてきた根っこの不自由さに、広告ではなくプロダクトそのもので答えを出したのがすごいクマ。鏡に映る自分が、すでに新しい自分になっている体験クマ。10年前にこれをやっていたと思うと、今更ながらゾクっとするクマ。
