NIKE|RISK EVERYTHING|2015|アメリカ
W杯の間ずっと走り続けた広告 / NIKE「RISK EVERYTHING」
W杯の試合が動くたびに、ナイキも22の言語で同時に動いていたクマ。これはCMというより、1ヶ月間ずっと稼働し続けた巨大な編集部クマ。
シーン
背景・課題
2014年ブラジルW杯、ナイキは公式スポンサーではなかった。それでも大会のたびに大量のマーケティングを展開してきたブランドで、2010年の『Write the Future』に続く位置づけとして、今回は選手個人が背負うプレッシャーをテーマに据えたクマ。
ねらい・インサイト
中心にあるのは「リスクを取らない者は凡庸になる」という逆説クマ。勝つためにはあらゆる一か八かの賭けに出なければならないという考え方を、スター選手だけでなく公園でボールを蹴る子どもたちにまで広げたクマ。
アイデア
展開は3本の映像を軸に進んだ。重圧に挑むスター選手を描く『Risk Everything』、草サッカーの一試合をW杯さながらに熱く描く『Winner Stays』、完璧なクローン軍団と戦うアニメ『The Last Game』。そして今回ゴールドを獲ったのは、これらの物語を大会期間中、ESPNやXbox、Facebook、Weiboなど複数のプラットフォームで22の言語によってリアルタイムに発信し続けた、30日間24時間体制の運用そのものクマ。
展開・成果
『Winner Stays』と『The Last Game』の2本は合計3億7000万回を超えるデジタル再生を記録。カンヌライオンズ2015ではメディア部門でゴールドを受賞したクマ。
余韻
CMを1本作って終わりじゃなく、大会が動く間ずっと一緒に走り続ける体制を組んだのがこのキャンペーンのすごいところクマ。試合展開に合わせて22言語で反応するなんて、普通のCM屋の発想じゃないクマ。広告が「作品」から「運用」に変わっていく瞬間を、2014年のナイキはもう体現してたクマ。

