NTTドコモ|ForONEs 2017|2017|日本

役割を脱いで、ただひとりになる / NTTドコモ「ForONEs 2017」

2017年、ドコモが「ForONEs」の名のもとに放ったこのCMは、色とりどりのTシャツを脱ぐ人々の姿を通じて、ひとりひとりの多様性を描いたクマ。役者を脱いだらダンサー、プロボクサーを脱いだらシングルマザー、医者を脱いだら患者——。誰もが複数の顔を持っていて、でもその奥にはただひとりの「自分」がいる。猫も杓子もダイバーシティと言われる時代に、思い切ってドコモ感をゼロにして世に問うたこの60秒は、ある種の覚悟を感じさせるクマ。

▎シーン

役割を脱いで、ただひとりになる / NTTドコモ「ForONEs 2017」 メインシーン
役割を脱いで、ただひとりになる / NTTドコモ「ForONEs 2017」 シーン 2
役割を脱いで、ただひとりになる / NTTドコモ「ForONEs 2017」 シーン 3
役割を脱いで、ただひとりになる / NTTドコモ「ForONEs 2017」 シーン 4

ねらい・インサイト

元は女性だけの企画だったのを、男性まで広げることで世界の多様性の縮図を見せようとしたクマ。人と言葉の組み合わせは、ほぼ本当。出演者の方々には自分の人生をカメラの前に出す覚悟を持って出てもらい、その覚悟そのものを撮りたかったという演出家の言葉が印象的クマ。嘘のないCMにしたかった、というその姿勢が、画面を通じてちゃんと伝わってくるクマ。

アイデア

色とりどりのTシャツが象徴的クマ。それぞれの役割や属性が、まるで服のように「着られるもの」であり、脱ぐことができるもの。脱いでいく先に現れるのは、もうひとつの顔、またもうひとつの顔。ONE(ひとり)だけど、ONEs(複数の面)を持つ——その理念が、視覚的にストレートに伝わる仕掛けになっているクマ。

余韻

猫も杓子もダイバーシティと言われる時代に、CIカットまでドコモ感をゼロにして世に出したこの1本は、ある意味「ユニクロかと思った」と言いたくなるほど、企業広告の枠を超えた佇まいクマ。でも、それでいいんだと思うクマ。企画は素敵だったし、出演者ひとりひとりの覚悟が、きちんと画面に刻まれていた。広告が「誰のものか」よりも「何を伝えたいか」に集中したとき、こういう強度が生まれるクマ。

▎クレジット

広告主
NTTドコモ
監督
伊藤由美子
Other
伊藤由美子

▎タグ

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