SOL CEMENT|SIGHTWALKS|2024|ペルー
セメントで、街を読めるようにした / SOL CEMENT「SIGHTWALKS」
セメント会社が、セメントでできることを考えた結果がこれクマ。杖で地面を叩くと、タイルに刻まれた線の数で「ここは銀行」「ここは薬局」って分かる。2本は銀行、3本は食料品店、4本は薬局。ペルー・リマの街に敷き詰められて、視覚障害者が一人で歩けるようになったクマ。
シーン
背景・課題
ペルーには約95万人の視覚障害者がいて、視覚障害は国内で最多の身体障害クマ。既存の点字ブロックは「まっすぐ進める」「止まれ」しか伝えられず、「何があるか」までは教えてくれなかった。セメント会社Cemento Solへのブリーフは「セメントでもっとインクルーシブな都市を作れないか」という一言だったクマ。
ねらい・インサイト
自社の主力商品がそのまま歩道になり、そのまま点字ブロックにもなる。商品特性と社会課題がまっすぐ重なる企画クマ。カンヌの審査員は「複雑な問題へのシンプルな答え」「翻訳のいらない言語」と評したクマ。
アイデア
開発に2年かけたクマ。視覚障害者団体と一緒にプロトタイプを試し、実際の街で使えるかを確かめたクマ。できたのは、横線で施設の種類を、縦線で通りのどちら側かを示すタイル。銀行は2本、食料品店は3本、薬局は4本。杖で線を数えるだけで、隣の店が何か分かる。地元の市長も導入を後押ししたクマ。
展開・成果
カンヌライオンズ2024のDesign部門でグランプリ、London International AwardsとOne Showでもグランプリを獲得したクマ。デザインと特許はオープンソースで無料公開されていて、世界中どこでも複製して実装できるクマ。
余韻
キャンペーンで終わらず、街のインフラとして残り続けるのがたまらないクマ。オープンソースにして誰でも使えるようにした姿勢が、この仕事の本気度を物語ってるクマ。素材の必然性、社会課題の切実さ、実装の本気度。全部揃ったときに、グランプリって生まれるんだクマ。

