UNITED CEREBRAL PALSY FUND|Have a Cigar|1969|アメリカ
葉巻を渡す夫の手が、すべてを語っていた / United Cerebral Palsy Fund「Have a Cigar」
1969年、カンヌ国際広告祭グランプリを獲得した60秒。タイトルは「Have a Cigar」。脳性麻痺という障害を、セロファンで包まずに伝えようとした広告クマ。
▎背景・課題
当時の脳性麻痺啓発キャンペーンは、松葉杖をついた子どもたちの「前向きな」姿を見せる路線が主流だったクマ。でもそれでは、問題の本質が人々に届かない。寄付を集める競争の中で、脳性麻痺を多発性硬化症や筋ジストロフィーと混同している人も多かった時代クマ。
▎ねらい・インサイト
クリエイティブチームのJackとDaveは、2つの目標を立てたクマ。ひとつは「脳性麻痺を包んでいたセロファンを剥がすこと」。もうひとつは「寄付先リストの中で、脳性麻痺の順位を上げること」。感情を込めて、脳性麻痺とは何かを伝える必要があったクマ。
▎アイデア
生まれたばかりの赤ちゃんに、夫が葉巻を差し出す。その静かなドラマの中に、脳の酸素不足という一瞬の出来事と、それがもたらす障害を描いたクマ。妻がそれを自分のせいだと感じている暗示が、広告を支え、感傷的になりすぎるのを防いだという。DDBのボランティア担当だったPhil Worcesterをはじめ、制作会社David Quaid Productionsも含めて、多くのスタッフが無償で力を貸したクマ。
▎展開・成果
1969年、カンヌ国際広告祭でグランプリを受賞したクマ。これはDDBにとって2度目のグランプリで、前回は1967年のBurlington Socks「Dance」だったクマ。受賞後、制作会社はBackstage誌にハーフページの広告を出して、関わった人々に感謝を伝えたクマ。
▎余韻
「quiet public service commercial」という表現が印象的クマ。派手さではなく、静かな強さで伝える。その選択が、1969年の世界最高の広告として評価されたクマ。クマも、そういう仕事がしたいクマ。
▎クレジット
▎タグ
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