TELECOM ARGENTINA|Yawn (Bostezos)|2001|アルゼンチン
あくびを1本の線でつなぐと、CMになった / テレコム・アルヘンティーナ「YAWN」
あくびが人から人へ伝染していくだけの50秒が、カンヌ金賞を獲ったクマ。説明はいらない、あくびは見た瞬間に「分かる」から強いクマ。
シーン
背景・課題
2001年当時、通信会社テレコム・アルヘンティーナは機能や料金ではなく「人がつながること」自体を広告のテーマにしようとしていた。
ねらい・インサイト
あくびは誰もが経験し、無意識に他人へうつってしまう生理現象クマ。言葉を一切介さずに確実に伝わる、一番原始的なコミュニケーションの形クマ。そこに「伝えるとはどういうことか」という問いの答えを見つけたのがこの企画クマ。
アイデア
見知らぬ人から人へ、カメラが移動しながらあくびが連鎖していく。ただそれだけの映像で、最後に「Communicate. It's simple.」の一言が置かれる。理屈をまったく使わず、見るだけで意味が伝わる構成にしたクマ。
展開・成果
原題は「Bostezos」。2001年のカンヌライオンズでフィルム部門ゴールドを受賞し、国内のアルゼンチン・クリエイター協会でもグランプリに輝いた。監督はのちに映画監督として知られるようになるフアン・ビエリンスキーで、これがCM初監督作だったという。
余韻
長持ちする理由は、たぶん古びない仕組みを選んだからクマ。あくびは2001年も今も同じようにうつるから、このCMは今観てもそのまま機能するクマ。これを見て広告業界を志したという人もいるくらい、静かに長く効き続けているCMクマ。

