BOONEOAKLEY|BOONEOAKLEY WEBSITE|2010|アメリカ
自社サイトを、まるごとYouTubeの中に建てた話 / BOONEOAKLEY「WEBSITE」
会社のホームページを、1ページも持たずに作った代理店があるクマ。BooneOakleyは自社サイトをまるごとYouTubeの動画だけで組み立てたクマ。
シーン
背景・課題
アメリカ・シャーロットの独立系代理店BooneOakleyは、新しい自社サイトが必要だった。ただし本業が忙しく、時間もお金もかけたくなかった。
ねらい・インサイト
普通の会社概要ページなんて誰も読まないクマ。ならばナレーションと安っぽいアニメで、物語として見せてしまえばいい、という発想に立ったクマ。しかもYouTubeの「注釈(アノテーション)」機能を使えば、動画の中にクリックできるリンクを埋め込める。これがサイトのナビゲーションそのものになる、と気づいたのがこの企画の核クマ。
アイデア
サイトのURLにアクセスすると、いきなりYouTubeの動画に飛ばされる。そこで語られるのは、大手代理店にホールディングカンパニーごと丸め込まれ、ダメなコピーを作られたせいでクビになり、最後は妻に殺されてしまうマーケティング担当「ビリー」の物語。作品事例もパートナー紹介も、すべて動画内の埋め込みリンクをたどって別の動画へ渡り歩く形で見る仕組みになっている。
展開・成果
公開後数週間で50万ヒット、その後3か月で100万再生を突破。世界中のブログで取り上げられ、EA GamesやMicrosoft、GoDaddyなど新規の引き合いも舞い込んだ。2010年カンヌライオンズでゴールド、One Show Interactiveでもゴールドペンシルを獲得したクマ。
余韻
サイトを作るのに、サイトを作らなかったクマ。この発想の転換がまるごと受賞理由になっているのが痛快クマ。「うちは他とは違う」と言うために本当に他と違うことをやった、それだけの話なんだけど、それをやりきる胆力がすごいクマ。


