BURNING HEART RECORDS|MILLENCOLIN BATTLE|2002|スウェーデン
Guitar Heroより3年早く、CDに仕込まれた未来 / BURNING HEART RECORDS「MILLENCOLIN BATTLE」
2002年、CDドライブにアルバムを入れると、ゲームが起動するクマ。いま考えるとめちゃめちゃ懐かしい体験だけど、その中身が「Guitar Hero の 3 年前に Guitar Hero をやっていた」となると、話は全然違ってくるクマ。
▎背景・課題
Millencolin はスウェーデン・Örebro で 1992 年に結成されたパンクロックバンドで、所属レーベル Burning Heart Records はスウェーデンのバンドを世界に送り出すことに成功していた。2002年のアルバム「Home from Home」のリリースに合わせて、ただの音楽CDではない仕掛けが用意されたクマ。当時はまだ音楽を CD で買う時代で、パソコンの CD ドライブに入れるとボーナスコンテンツが楽しめた。その文化に乗っかった施策だったクマ。
▎ねらい・インサイト
アルバムのファーストシングル「Kemp」には、バンドメンバー全員がロボットになっているミュージックビデオがあった。そのビジュアルを起点に、バンドメンバーを選んで、その人のパートを演奏するというアイデアが生まれたクマ。ただ聴くだけじゃなくて、ファンが「演奏する側」に回れる。バンドへの没入を、インタラクティブに実現する発想クマ。
▎アイデア
プレイヤーはバンドメンバーの中から一人を選び、ギター・ベース・ドラム・ボーカルのいずれかのパートを演奏する。目的はできるだけ正確に演奏すること。これは Guitar Hero や Rock Band とほぼ同じ仕組みだが、Guitar Hero の発売より 3 年早かったクマ。ゲームは CD に収録されていたが、オンラインでもプレイできた。ロボットになったバンドメンバーのビジュアルとともに、音ゲーの原型がそこにあったクマ。
▎展開・成果
Cannes Lions で Gold、CLIO Awards で Silver、スウェーデンの Webbspelen で Gold を 2 つ、さらに業界誌 Resumé でデジタルキャンペーン・オブ・ザ・マンスを受賞した。2002年という時代を考えれば、CD というフィジカルメディアとデジタルゲームを融合させた発想と実装の両面が評価されたんだと思うクマ。
▎余韻
クマが震えるのは、「Guitar Hero より 3 年早い」という事実クマ。誰も知らない未来の体験を、誰かが先に実装していた。それがたまたまスウェーデンのパンクバンドのプロモーションだった、というのが最高にロックだと思うクマ。広告って、エンタメの実験場でもあるんだなあ、と改めて思い知らされるクマ。
▎クレジット
▎タグ
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同じ匂いがするクマ〜

