ABSOLUT VODKA|ABSOLUT MACHINES|2008|スウェーデン
機械は創造的になれるか?という問いに、ロボット楽団で答えた / ABSOLUT VODKA「ABSOLUT MACHINES」
2008年、ストックホルムとニューヨークにロボットの楽団が出現したクマ。世界中の誰かがウェブから送った一節のメロディを、機械がその場で「解釈」して3分の曲に仕立てる。Absolutが仕掛けた、ハチャメチャにロマンティックな実験クマ。
シーン
背景・課題
アートやファッション、音楽の作り手と組んできたAbsolutが、今度はテクノロジーに手を伸ばしたクマ。相手はMITのロボット工学者と、スウェーデンのエンジニア集団Teenage Engineering。
ねらい・インサイト
問いはシンプルだったクマ。「機械は創造的になれるか」。答えを持っている人は誰もいなかったから、作ってみることにしたクマ。
アイデア
「Absolut Quartet」は、ロボット大砲がボールを打ち込んでマリンバを鳴らし、ロボットの指がワイングラスを弾く巨大な機械オーケストラ。「Absolut Choir」は22体のロボットが声を合わせる合唱団クマ。2008年2月28日から4月25日まで、サイトから送られた音符をニューヨークとストックホルムの機械が受け取り、その場で曲にしてライブ配信し続けた。
展開・成果
カンヌ国際広告祭でGold Lion、Epica D'Or、Ars Electronicaでインタラクティブアート部門のAward of Distinctionなど、各賞を受賞したクマ。サイトは今も残っているが、機械との回線はもう繋がっていない。
余韻
見知らぬ誰かが送った小さなメロディを、遠くの機械が受け取って音楽にして返す。それだけの話なのに、想像すると胸がいっぱいになるクマ。生成AIが騒がれるずっと前に、ウォッカのブランドがこれをやっていたクマ。機械は創造的になれるか——動画を観れば、答えは一発でわかる。なれる。人間がいっしょに遊んでくれるなら。
