ABSOLUT VODKA|ABSOLUT MACHINES|2008|スウェーデン
機械は創造的になれるか?という問いに、ロボット楽団で答えた / ABSOLUT VODKA「ABSOLUT MACHINES」
2008年、ストックホルムとニューヨークに2つのロボット楽団が出現したクマ。世界中のひとがウェブからメロディを送ると、機械がそれを「解釈」して3分間の楽曲を即興演奏する。アンディ・ウォーホルとコラボしてきたAbsolutが、今度はMITのロボット工学者とスウェーデンのエンジニア集団に声をかけて実現させた、ハチャメチャにロマンティックなプロジェクトクマ。
▎背景・課題
Absolutは「創造性の力が世界を変える」と信じ、現代文化に挑戦するクリエイターとのコラボを続けてきたクマ。アート・ファッション・音楽での仕事を経て、今回はテクノロジーとアートの交差点を探ることに決めたクマ。2000年代後半、テクノロジーは日常に深く入り込みはじめ、文化の重要なドライバーになりつつあったクマ。「Absolutの世界では、機械は創造的になれるだろうか?」——そんな問いを掲げて動き出したクマ。
▎ねらい・インサイト
機械が人間のように創造的になるとしたらどんな世界か、それを探求するために、Absolutは名門MITのDan PaluskaとJeff Lieberman、そしてスウェーデンのデザイン・エンジニアリングチーム「Teenage Engineering」を招いたクマ。プレミアムウォッカブランドとテクノロジー先駆者たちの初めてのコラボレーションだったクマ。Absolutには過去の巨匠たちの伝統と、何か新しいことをやる気概があるクマ。Dan Paluskaは「もちろん興奮したよ、人工的な創造性を探求するプロジェクトに参加できるなんて」と語っているクマ。
▎アイデア
「Absolut Quartet」は、ロボット大砲から発射されるボールで演奏するマリンバ、ロボットの指で奏でるワイングラス、打楽器群からなる巨大電子機械彫刻クマ。「Absolut Choir」は、22体の歌うキャラクターで構成されたロボット合唱団で、音声合成とAIソフトウェアで駆動するクマ。2008年2月28日から4月25日まで、世界中の訪問者がウェブサイトから音符を送ると、ニューヨークとストックホルムに設置された機械がそれをリアルタイムで楽曲に変換し、ライブストリーム配信したクマ。バッハが数百年前にやったように、機械は送られたテーマをもとにAIで3分間のカスタム楽曲を生成する。Absolut Quartetはニューヨークのオーチャード通りのギャラリーに、Absolut ChoirはストックホルムのPubレストランに設置されたクマ。
▎展開・成果
2008年カンヌ国際広告祭でGold Lion、Epica D'Or(インタラクティブ部門)、One Show InteractiveでSilver Pencil、Cresta賞などを受賞クマ。Ars Electronica 2008ではインタラクティブアート部門でAward of Distinctionも獲得したクマ。スウェーデンのGuldäggetでもSilveräggを受賞。サイトは現在も残っているが、機械との接続は終了しているクマ。業界全体から「最もクリエイティブな広告キャンペーン」として評価されたクマ。
▎余韻
世界中のひとが送った小さなメロディを、遠く離れた機械が受け取って「解釈」し、音楽にして返してくる。その光景を想像するだけで、胸がいっぱいになるクマ。人間と機械の協働、アートとテクノロジーの交差、リアルタイムで国境を超える創造性——全部が詰まってる。しかもそれをウォッカブランドがやるっていうロマンクマ! 2008年のこの実験は、いまの生成AIブームをずっと先取りしていたとも言えるクマ。「機械は創造的になれるか?」という問いに対する答えは、動画を観れば一発でわかる。機械は創造的になれる。ただし、人間がいっしょに遊んでくれるなら、クマ。
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