COSMOPOLITAN OF LAS VEGAS|Hotel Digital Experience|2011|アメリカ
ホテルのロビーが、アートギャラリーになった / Cosmopolitan of Las Vegas「Hotel Digital Experience」
ラスベガスのホテルロビーに8本の巨大な柱があって、その全面がLEDスクリーンで、デジタルアートが流れ続けているクマ。これがカンヌライオンズ2011でデザイン部門のグランプリを獲ったクマ。ホテルを「アートの器」にするって、度胸がすごいクマ。
▎背景・課題
ラスベガスはずっと「タッキーな街」として愛されてきたけど、いくら洗練された開発をしても『ハングオーバー』みたいな映画がこの街の本質を思い出させるクマ。でも新しく建つCosmopolitan Hotelは、デジタルデザインに強いシカゴのエージェンシーDigital Kitchenに依頼して、まったく違う客層を狙っていた。彼らは顧客を「curious class(好奇心旺盛な階級)」と呼び、アート・ファッション・音楽に関心のある洗練された層に、ギャンブルを超える体験を提供したかったクマ。最終的に39億ドルというラスベガス史上最も高額なリゾートとなり、2010年12月に開業した。
▎ねらい・インサイト
ホテル側のChris Burns(Director of Digital Experience)が「アートとテクノロジーの融合」というビジョンを語り、Digital Kitchenに「ホテルそのものをキャンバスにする」と挑んだクマ。コンテンツのテーマは「ナビゲーション、発見、誘惑」で、体験を圧倒的にせず、でもラスベガスらしい「いたずらと予想外」を注入することを目指したクマ。「柱を物理的な空間のように感じさせるにはどうするか?まるで誰かが中にいるような錯覚を作れないか?」と考え、壁に押し込まれた本棚が本物に見えるような仕掛けをコンテンツに組み込んだ。「スクリーンとしてではなく、ボリュームのある3次元オブジェクトとして柱を考えた」というVitaglianoの言葉に、この仕事の解像度が詰まっているクマ。
▎アイデア
ホテルロビーに天井から床までLEDスクリーンで覆われた8本の柱を設置し、さまざまなアーティストのデジタル作品を映し出すクマ。コンテンツはホテルとDigital Kitchenがアーティスト、デザイナー、体験デザイナー、映像作家らとコラボして制作され、ロビーは絶えず変化する「バーチャル・ギャラリー」になり、訪れるたびに違う体験を提供する。「Navigation」という作品はCosmopolitanの館内を巡る曲がりくねった道のりを表現し、本棚の本が時間差で光ることで、人生で遭遇するユニークで魅力的な体験を象徴するクマ。「Current」はエジソン電球が揺れて光り、古いものと新しいものの混在、これから来る年々を表現する。コンテンツ配信システムを一からバックエンドまで構築するのが最大の挑戦で、何カ月もの計画とテストを要した。
▎展開・成果
2011年カンヌライオンズで、Digital Kitchen(シカゴ)がデザイン部門のグランプリを受賞クマ。リゾートとDigital Kitchenはデジタルディスプレイの功績で複数の賞を獲得した。ローンチ以来、Cosmopolitanは大成功を収め、ロビーはベラージオの噴水やニューヨーク・ニューヨーク・ホテルのスカイラインと並ぶ観光名所になった。絶えず訪問客がロビーを覗き込み、写真を撮る姿が見られる。ホテルCEOのJohn Unwinは「これはマーケティングじゃない、ただのアートだ」と語ったクマ。
▎余韻
「ホテルをキャンバスにする」って、言うのは簡単だけど、実際にやるとなるとどれだけのリスクと覚悟がいるか、想像を絶するクマ。でもこのチームはそれをやりきって、ラスベガスの風景を変えたクマ。ホテルは泊まって寝る場所じゃなくて、体験する場所になった。ロビーに立つだけで、自分がアートの一部になれる。それって、めちゃめちゃ贅沢で、めちゃめちゃ民主的クマ。広告会社が「空間そのもの」をつくる時代、ここから始まったのかもしれないクマね。
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