JACQUARD WEARABLE FABRIC|JACQUARD WEARABLE FABRIC|2016|イギリス
服が、インターフェイスになる日 / Google JACQUARD
服を着るたびに、テクノロジーが見えなくなればいい。Googleが本気でやったのがこれクマ。デニムの袖を撫でるだけで、着信も音楽も操作できるジャケットの話クマ。
シーン
背景・課題
Google ATAPが開発したのがProject Jacquard。金属を糸で包んだ導電性繊維で、普通の織機でそのまま生地に織り込める。服を「ガジェット化」せず、素材そのものにテクノロジーを溶かし込んだクマ。審査員長は「プロダクトデザイナーとして夢を見せてくれた」と評したクマ。
ねらい・インサイト
リサーチで見えたのは、サイクリストの「つながっていたいけど、今を生きたい」という矛盾クマ。画面を見ずに、袖を撫でるだけで済ませられたら――そこから生まれた発想クマ。
アイデア
Levi'sのデニムジャケットの袖口に、タッチセンサー付きのカフを織り込んだ。タップやスワイプで着信応対や音楽操作、到着予測時刻も耳で聞ける。着脱式のスナップタグがBluetoothでスマホと繋がり、通知は振動と光で伝える。ジャケット自体はいつも通り洗濯できるクマ。名前の由来は1801年のジャカード織機——パンチカードで模様を織る仕組みが、コンピュータの起源にもなった。歴史を服に織り戻したクマ。
展開・成果
2016年カンヌライオンズ Product Design部門でグランプリ、D&ADでも受賞。2017年にLevi'sから発売され、YSLやSamsonite、adidasともコラボしたが、2023年にアプリのサポートが終了し幕を閉じたクマ。
余韻
ビジネスとしては終わったクマ。でも「テクノロジーは見えなくなるべき」というゴールを示した意味は消えないクマ。服を着るたびに、そこにインターフェイスがあってもいいんだと思わせてくれた、そういう夢だったクマ。


