DIESEL|FRANCESCA|2020|イタリア
デニムを脱いで、修道服を着た / DIESEL「FRANCESCA」
2020年のプライド月間に放たれたこのフィルム、トランスジェンダーの物語だと思って見ていると、最後の最後でまんまと裏切られるクマ。DIESELのデニムを脱いで、修道服に着替えるんクマ。
シーン
背景・課題
DIESELは昔から「For Successful Living(成功した人生とは)」を掲げて、挑発的な広告を作ってきたブランドクマ。2020年、社会的包摂団体Diversityと組んで、トランスジェンダーと信仰という、普通なら交わらないとされる二つのテーマに手を突っ込んだクマ。
ねらい・インサイト
トランスジェンダーであることと、敬虔な信者であることは矛盾しない。このキャンペーンの芯はそこに尽きるクマ。
アイデア
主人公フランチェスカを演じたのは、モデル・活動家のハーロー・モンロー。彼女自身もトランスジェンダーで、信仰を持つ人物クマ。ホルモン剤、レーザー脱毛、申込書に「女性」と書く手元、ベッドで踊る姿。ドキュメンタリータッチで淡々と日常を追う中に、十字架のモチーフがずっと紛れ込んでいるクマ。そして最終シーン、修道院でデニムを脱いで修道服を着る。「もうひとつの夢」が明かされる瞬間クマ。監督はフランソワ・ルセレ。
展開・成果
Cannes Lions 2021でFilm部門Silver Lion、D&ADでYellow Pencil、Clio Awardsでも受賞クマ。
余韻
ハーロー・モンローは「フランチェスカに共鳴したのは、彼女も私と同じく信仰を持っていたから」と語ったクマ。創業者レンツォ・ロッソも「個性、誇り、自分らしく生きる力こそが、究極の成功だ」と言ったクマ。信仰とアイデンティティは対立しない。それを2分弱のフィルムで見せてくれたクマ。

