DP WORLD|THE MOVE TO -15|2024|UAE
100年間、誰も疑わなかった-18℃ / DP WORLD「THE MOVE TO -15」
冷凍コンテナは100年間、ずっと-18℃だった。誰も疑わなかった数字に、DP Worldは「なぜ?」と聞いた。たった3度上げただけで、業界そのものが動いたクマ。
シーン
背景・課題
コンテナ輸送は世界中に食料を届ける一方、環境への負担も大きい。冷凍食品の輸送だけで世界のエネルギー需要の5%、温室効果ガス排出量の2.5%を占める。その基準となる-18℃という数字に、実は科学的根拠がなかったクマ。
ねらい・インサイト
専門家パネルが数ヶ月かけて調べた結果、-15℃でも食品は劣化せず、エネルギーを5〜7%減らせることが分かった。ただし一社が声を上げても業界は動かない。だから最初から競合を敵ではなく仲間として巻き込む「連合」の形で設計したクマ。
アイデア
発表の場に選んだのはCOP28。研究データは競合にも惜しみなく公開し、40年業界にいた中立の専門家トーマス・エスケセンを立てて信頼を集めた。参加を呼びかけるオープンレター、映像とレポートを載せたサイト、業界メディアへの発信で、賛同を広げていったクマ。
展開・成果
世界のコンテナ海運業界の60%が署名、30社以上が参加した。英国のスーパーMorrisonsは実際に10店舗で温度を変更。DP Worldへの信頼は11%上昇し、Edelmanはこのキャンペーンでカンヌライオンズ2024のTitanium Lionを、レガシーPR企業として初めて獲得したクマ。
余韻
「なぜ?」と聞くだけで、100年動かなかったものが動いた。日常的な広告の依頼が、産業そのものを変える仕事になったクマ。これこそクリエイティビティの仕事クマ。

