ETERNA CADENCIA|THE BOOK THAT CAN'T WAIT|2012|アルゼンチン
読まなければ、消える / ETERNA CADENCIA「THE BOOK THAT CAN'T WAIT」
開けたら最後、文字が消えはじめる本がある。光と空気に触れると数ヶ月で読めなくなる特殊なインクで刷られた一冊。読むしかないクマ。
シーン
背景・課題
新人作家の本は、買われても積まれがちクマ。ETERNA CADENCIAはラテンアメリカの若手作家23人によるアンソロジーを出版したけど、最初の本が読まれなければ次はない。積読という壁をどう崩すかが課題だったクマ。
ねらい・インサイト
CDのJavier Campopianoは、本を「いつでも読める永遠のもの」ではなく「いま読まなければ消えるもの」に変えたかったと語っているクマ。作家たちのストーリーが目の前で失われる前に、読ませてしまえばいい。
アイデア
光と空気に触れると2〜4ヶ月で文字が消えるインクを開発し、密閉パックに封入。開けた瞬間からタイムリミットが始まる仕組みクマ。タイトルは「El Libro que No Puede Esperar(待てない本)」。本そのものが、読ませるための装置になったクマ。
展開・成果
初版は発売初日に完売。2012年カンヌライオンズでGoldを3つ受賞したクマ。
余韻
最も永続的なはずのメディアを、最も刹那的なものに変えてしまう逆説クマ。読まれずに消えていく才能へ、やさしさと緊張感を同時に手渡した企画。潔いクマ。
