LIGA CONTRA EL CANCER|Shadow WiFi|2015|ペルー
WiFiが日陰にしかつながらない、という発明 / LIGA CONTRA EL CANCER「Shadow WiFi」
ペルーの海に、青くて大きな壁が立っている。近づくとスマホが勝手にWiFiを拾う。ただし電波が届くのは、壁がつくる影の中だけクマ。
シーン
背景・課題
皮膚がんは進行が速く危険ながんのひとつで、ペルーでも被害が広がっているクマ。日差しの強い正午から午後4時は避けるようにと、ずっと言われ続けてきた。でも大抵の人は、聞き流す。
ねらい・インサイト
太陽よりも人が手放せないものは何か。答えはWiFiだったクマ。危険を訴えるより、日陰に入りたくなる理由をひとつ用意すればいい。健康と欲望を、同じ場所で満たす発想クマ。
アイデア
Playa Agua Dulceビーチに置かれた青い構造物は、影の中でだけつながる無料WiFiを飛ばす。太陽が動けば影も動き、アンテナがそれを追いかけて電波も一緒に移動する。同時に250人がつながれる規模で、接続前には皮膚がんとUVの危険についての情報が表示され、太陽ケアのメール登録も促されるクマ。
展開・成果
Cannes Lionsで金賞と銅賞2つを獲得。ソフトウェアは非営利利用のために無償公開されたクマ。
余韻
説教でも脅しでもなく、ただの交換クマ。WiFiが欲しければ影に入れ、それだけ。青い壁の影を追って人がぞろぞろ移動する光景を想像すると、真面目な話のはずなのに、ちょっと笑えるクマ。
