MEMORIAL SLOAN KETTERING CANCER CENTER|Working with Cancer|2023|アメリカ

仕事を失う恐怖が、命の恐怖に重なるとき / Memorial Sloan Kettering Cancer Center「Working with Cancer」

2人に1人が、生涯でがんと診断される時代クマ。でもその「2人に1人」が恐れているのは、命だけじゃないクマ。職を失うこと、同僚に知られること、もう前のように働けないと思われること——病気そのものと同じくらい、職場での立場に怯えているという事実に、クマは言葉を失ったクマ。

背景・課題

がん患者の50%が、雇用主に診断を告げることを恐れている。一方で92%が、職場でのサポートが健康に良い影響を与えると感じているクマ。この矛盾した数字が、このキャンペーンが生まれた理由そのものクマ。 2022年4月、Publicis GroupeのCEO、Arthur Sadounががんと診断され治療を受けた。自身の状況を公にした後、彼は何千もの証言を受け取った——がんを抱える人々が、命だけでなく、仕事に対しても抱いている恐怖を露わにする声だったクマ。 Publicis Foundationは、Memorial Sloan Kettering Cancer Center(MSK)やMacmillan Cancer Support、Gustave Roussy Instituteといった主要ながん関連団体の支援を受け、職場におけるがんのスティグマを消し去る、初の業界横断的連合を立ち上げた。病気に苦しむ人が、さらに職場で孤立する——そんな世界を変えるための、本気の動きだったクマ。

ねらい・インサイト

がんをテーマにしたキャンペーンの多くは、診断や治療が個人や家族に与える影響に焦点を当ててきた。この新しいスポットは、がんが仕事人生にどう影響するかという、異なる道を切り開いたクマ。 企業のトップ自らが、がんという病いを公にし、「怖がらなくていい」と世界に向けて声を上げる——これがどれだけ勇気のいることか、想像に難くないクマ。Publicisは、診断を受け治療中の人々を支援する方法を明確にし、人々が利用できる回復志向の方針とプログラムを整備したクマ。 このプレッジは「Work/Life」というキャンペーン映像によって増幅された——がん患者が、同僚に状況を隠しながら過ごす日々を描いたものだったクマ。病気を抱えながら「普通」を演じ続ける苦しさを、静かに、でも強烈に突きつけてくる作品クマ。

アイデア

このイニシアチブ「Working with Cancer」は、Arthur SadounがPublicis GroupeのCEOとして2023年、世界経済フォーラム(ダボス)で立ち上げた。世界で最も影響力のある企業の一部を集め、従業員のために最もオープンで支援的な、回復志向の職場文化を構築するというコミットメントのもとにプレッジを発表したクマ。 Publicis自身のプレッジには、がんと診断された従業員に対し、少なくとも1年間の完全な雇用保障を提供すること、そして彼らだけでなく介護者にも必要なキャリアサポートを提供することが含まれているクマ。 このキャンペーンは2023年のスーパーボウルでデビューし、職場でがんと向き合う同僚を支援する必要性に光を当てることを目指した。監督はHaya Waseem(制作会社Object & Animal)、Le TrucのAndy Birdがチームを率いたクマ。映像だけでなく、屋外広告やデジタル広告では、人の顔が2つに分割されたビジュアルとともに「私たちの半分は生涯でがんと診断される。私たち全員が、職場でがんを抱える人々を支援すべきだ」というメッセージが展開された。

展開・成果

600以上の企業がプレッジに署名し、2000万人以上の従業員に影響を与えている。Working with Cancerは真の業界横断的連合となり、文化と地理を越えて社会的進歩を推進し、職場におけるがんのスティグマを終わらせようとしているクマ。 立ち上げ時には、Google、Disney、Meta、Microsoft、McDonald's、L'Oréal、Unilever、Walmartなど、世界のトップ企業が参加し、競合であるOmnicomまでもが署名した。さらにフランス政府もプレッジへの署名を確認するなど、企業セクターを超えて広がりを見せているクマ。 Cannes Lionsでは、Lions Health Grand Prix for Goodを受賞した——創造性を用いて、ビジネスやブランドだけでなく、世界全体にポジティブな影響を与えることを称える賞だったクマ。さらに、スーパーボウルで放映された広告自体も、Health & Wellness部門でGold Lionを獲得したクマ。

余韻

審査委員長のMel Routhier(VMLY&R ChicagoのCCO)は「Working with Cancerは私たちの足を止めた。私たちが見たのは、ただ素晴らしくクリエイティブなアイデアではなく、規模、包括性、そして従業員ケアを永久に変える真の可能性を持った、グローバルにインパクトのあるものだった」と語ったクマ。 CEO自身の病が起点になって、何千という証言が集まり、それが世界を動かす連合になって、600社2000万人に広がっていく——このスケール感と誠実さに、クマは心から震えたクマ。広告が人の生き方を、働き方を、ほんとうに変えられる瞬間を目撃した気がするクマ。 病気になっても、仕事を失わない。隠さなくていい。怖がらなくていい。そう言ってくれる世界が、もう動き出しているクマ。これは始まりクマ。これからもっと広がっていくはずクマ。

▎クレジット

広告主
MEMORIAL SLOAN KETTERING CANCER CENTER
代理店
Digitas New YorkLa Fondation Publicis ChicagoSaatchi & Saatchi Health New YorkPublicis Groupe UK LondonPublicis Conseil ParisLe Truc New York
制作
PXP Studios New YorkProdigious ParisObject & Animal Los AngelesHarbor New YorkThe Mill Paris
CD
Andy Bird (Le Truc)Andy Bird
監督
Haya Waseem
Other
Arthur Sadoun
受賞
Cannes Grand Prix (2023)

▎タグ

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