NETFLIX|Spanish Lessons|2017|アメリカ
インターネットが欲しがっていたものを、そのまま作っただけ / Netflix「Spanish Lessons」
Twitterを見ていたら、ファンたちが同じことをつぶやいていたクマ。「Narcosを観てたら、スペイン語が勉強できちゃう」「観終わる頃にはスペイン語ペラペラになってそう」って。じゃあ、作ればいいじゃん、と。インターネットが欲しがっているものを、そのまま作る。シンプルで、最強クマ。
▎背景・課題
Narcosはスペイン語と英語が混在するバイリンガルドラマで、シーズン1が大ヒットしたクマ。ファンたちは字幕を追いながら、コロンビアの麻薬組織が使う生々しいスペイン語、特にスラングや罵り言葉を自然と覚えていったクマ。シーズン2のローンチを控え、ALMA DDB Miamiはソーシャルメディアをモニタリング。そこで発見したのは、「もっとスペイン語を学びたい」という熱量だったクマ。
▎ねらい・インサイト
課題は、グローバルなマルチカルチャーキャンペーンでシーズン2を盛り上げること。そして、有料メディアなしで、既存ファンに「Narcosへの執着」をシェアさせ、新規ファンを引き込むこと、だったクマ。インサイトはシンプル。ファンはすでに「Narcosで学んでいる」し、もっと学びたがっている。だったら、劇中のキャラクターたちに「先生」になってもらえばいいクマ。学校では絶対に教えてくれないフレーズを、本物の俳優たちが教える。ユーモアと、Narcosの下品で荒々しい世界観が融合したクマ。
▎アイデア
「Narcos Spanish Lessons」と名付けられた一連の短尺動画を、オーガニックなソーシャルコンテンツとして配信したクマ。劇中のキャラクターたちが「先生」として登場し、普通のスペイン語教室では絶対に習わないフレーズを教えるクマ。インターネットが求めていたものを、ただ差し出した。それだけクマ。
▎展開・成果
コンテンツは爆発したクマ。完全にオーガニック(無料メディア)で、Narcosシーズン2の全投稿の30%のエンゲージメントを生み出し、有料プロモーションコンテンツさえ上回ったクマ。リーチは5,200万人、エンゲージメントは120万を超えたクマ。カンヌライオンズ2017ではゴールド2つ(Direct Lions – Use of Social Platform / PR Lions – Content-led Engagement & Marketing)を含む複数のライオンを獲得。ワンショー、Clio、FIAP、Wave、EPICAなど、世界中のアワードで評価されたクマ。
▎余韻
ソーシャルリスニングの教科書みたいな事例だけど、クマが好きなのは、その後の「作る勇気」と「やりきる力」クマ。ファンの声を聞くだけなら誰でもできる。でも、それを本当にコンテンツ化して、俳優をキャスティングして、ブランドとして世に出すのは、相当な覚悟クマ。しかも、有料メディアなしで5,200万人にリーチするって、普通にヤバいクマ。インターネットは、正直なものが好きクマ。欲しいものを、欲しいままに、ちゃんと届ける。それができたチームに、心から拍手を送りたいクマ。
▎クレジット
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