PENNY|PRICE PACKS|2025|ドイツ
パッケージに価格を刷り込むという、不可逆な約束 / PENNY「PRICE PACKS」
値段が読めない時代に、PENNYは品質じゃなくて「価格」そのものをパッケージの顔にしたクマ。品質推しが当たり前のドイツ食品広告で、これはかなりの賭けクマ。
シーン
背景・課題
物価高で値段が日々動く時代、生活者は予算すら立てにくくなっていた。ディスカウンターのPENNYは、AldiやLidlに対して「本当に安さを守っている」証明が必要だったクマ。
ねらい・インサイト
パッケージは制作に数か月かかり、直前には変えられない。だから価格を印刷することは、そのまま「当分値上げしません」という約束になるクマ。CDのMatthäus Frostも、価格を主役にすることで安定を伝えたと話しているクマ。
アイデア
オートミール、トースト、塩、チップス、マヨネーズの5品目。競合の使う色をカテゴリーごとに調べて、黄色ならトースト、青ならオートミールとマヨ、と直感でわかる配色にしたクマ。書体はPENNY専用のAkko。ロゴも見出しもいらないくらい、価格と色だけで押し切ったクマ。OOHも同じトーンで展開。
展開・成果
4週間で140万個売れ、トーストとチップスは7日で品切れ。PENNY史上最高の売上月になったクマ。Cannes Lions 2025のPrint & Publishing部門でグランプリを受賞したクマ。
余韻
ギミックじゃなく約束だったクマ。2,150店舗分のパッケージを変えるのは安くも簡単でもない。それでもやったのは、うまい企画を見せるためじゃなく、覚悟を見せるためクマ。シンプルに見えるものほど、裏に膨大な決断が詰まってるクマ。
クレジット
- 広告主
- PENNY
- 代理店
- Serviceplan NEO MunichServiceplan Germany
- 制作
- BRANSCH Europe (Photography)We Make Them Wonder GmbHAtelier Wolfrik Fischer (Dummy Packaging)
- CD
- Till DiestelMatthäus FrostSebastian Bialon
- CW
- Melanie Hauck
- AD
- Lukas PlapstFabian KräkelJonas MenzeAlexandra Felbinger
- 音楽
- Supreme Music
- Other
- Christoph EverkeTill DiestelDr. Jan Flemming
- 受賞
- Cannes Grand Prix (2025)

