AnNahar (Lebanon newspaper)|Active Journalism|2025|レバノン
90年分の新聞が、ついに立ち上がった / AnNahar「The New President」
レバノンは2年で14回、大統領選びに失敗し続けた国クマ。そこで老舗新聞社が動いた。90年分の自社記事を読み込ませたAIを、大統領候補として立てたクマ。
シーン
背景・課題
レバノンは2年以上大統領不在のまま、議会は13回の選出に失敗し続けていたクマ。仕掛けたAnNaharは1933年創刊、編集長と記者が暗殺された過去も持つ老舗紙。政治に幻滅した市民に、どう向き合うかが課題だったクマ。
ねらい・インサイト
人間の指導者は腐敗や権力欲に振り回される。でも90年分の公正な報道が積み上がっていれば、透明で合理的な政治判断だってできるはずだ──そういう賭けクマ。
アイデア
AnNaharの紙面90年分をまるごと学習させ、文脈を読めるAIを作ったクマ。まず正体を隠したティーザーを流し、編集長Nayla Tueniが生放送でこのAIにインタビューする形で「大統領候補」として登場させた。紙面はAIが政策を語る場に変わり、国民が直接質問できるサイトも開設したクマ。
展開・成果
購読者は28%増え、10万件を超える質問が寄せられ、特別紙面は90年の歴史で最高の売上を記録したクマ。AIは実際の閣議にも呼ばれ、政策議論に加わったという。
余韻
新聞は、伝えるだけじゃもう足りなかったクマ。90年分の記憶をAIに託して、黙り込んだ国に「聞き返してくれる声」を渡した──そんな一手クマ。

