MAKE SOMETHING WONDERFUL - APPLE|MAKE SOMETHING WONDERFUL / BEHIND THE MAC|2019|アメリカ
有名人も無名の人も、同じ画面の中で平等だった / APPLE「BEHIND THE MAC」
オプラ・ウィンフリーもセリーナ・ウィリアムズもポール・マッカートニーも、誰も彼もがMacに向かって黙々と作業する姿で映るクマ。しかもその合間に、名もなき誰かの作業机が同じ重さで挟み込まれているクマ。
背景・課題
7割の人が自分の創造的な可能性を発揮できていないと感じている一方で、今のテクノロジーはアイデアを形にする手段をすでに持っている、というのがこのフィルムの出発点だったクマ。2018年秋のApple新製品発表イベントで披露された。
ねらい・インサイト
「Behind the Mac」という大きなキャンペーンの一部として、次世代の作り手を後押しするフィルムを作るのがブリーフだったクマ。有名人の偉業として切り分けず、活動家やアーティストの姿を、日々Macに向かう普通の人たちと並べて見せたクマ。
アイデア
世界中から集められた素材で構成され、マララ・ユサフザイやリン=マヌエル・ミランダのような著名な作り手から、名もなき一般の人々まで、何かを生み出している人はみなMacの裏側で手を動かしていることを見せるフィルムクマ。音楽はHauschkaの「Shy」。静かなピアノに乗せて、著名人と無名の誰かを等しいカットの重みで並べていくクマ。
展開・成果
2019年カンヌライオンズのFilm部門でGold Lionを受賞。この年のFilm部門は過去最多のエントリー数だったクマ。
余韻
有名な手と、無名の手を、同じ重さのカットで切り返す勇気がすごいクマ。普通なら有名人を目立たせたくなるところを、あえて並列にしたことで「作ることに貴賤はない」というメッセージがちゃんと伝わってくるクマ。Macで何かを作ってる全員への、静かなラブレターだったクマ。


