APPLE|RELAX: TRACTOR|2024|アメリカ
時速2マイルの旅を、バッテリーだけが余裕で見守る / APPLE「RELAX: TRACTOR」
カボチャを荷台に乗せたトラクターが、1本道をどこまでも進んでいく。時速2マイル。それだけで1本のCMになるクマ。
背景・課題
「Relax, it's iPhone」は、iPhoneの耐久性や電池持ちなど、機種ごとに違う機能を同じ一つの構えで語り続けるブランドキャンペーンクマ。
ねらい・インサイト
シリーズは一貫して、一人の主人公が一つの機能を実演し、そこに音楽が効いて予想外の場所まで連れていく、というレシピを守っているクマ。今回の機能はiPhone 14 Plusの電池持ちの良さ。地味なスペックほど、極端な状況に振り切った方が伝わるクマ。
アイデア
何もない田舎道を、カボチャを運ぶ農夫のトラクターがゆっくり進む。Apple MapsがiPhoneの画面に「このまま102マイル直進」と告げる瞬間が折り返し地点クマ。Ludacrisの「Two Miles An Hour」がトラクターの速度と歩調を合わせて流れ、焦りではなく誇らしさに変換していくクマ。バッテリーの話をするのに、ここまで気の長い旅を用意する振り切り方がいいクマ。
展開・成果
監督はIvan Zacharias、制作はSmuggler。カンヌライオンズ2024でFilm部門ゴールドを受賞し、The One Showでもシルバーペンシルを獲得したクマ。
余韻
時速2マイルの退屈を、退屈なまま面白がらせる胆力クマ。急かさない広告、嫌いじゃないクマ。


