BOOST MOBILE|Boost Your Voice|2017|アメリカ
ケータイ屋が投票所になった日 / Boost Mobile「Boost Your Voice」
2016年のアメリカ大統領選、Boost Mobileのケータイ屋が投票所になったクマ。しかも民間企業の店舗が公式投票所になるのは史上初。Cannesで複数のGrand Prixを獲った、笑えないくらい本気の施策クマ。
シーン
背景・課題
アメリカには投票格差がある。低所得地域やマイノリティ地域は投票所が少なく、何時間も並ばされる。2016年は前回より868か所も投票所が減り、9時間待ちも出た。オバマも「先進国で唯一、投票を組織的に妨げている国」と言ったほどクマ。Boost Mobileの客層は年収3万ドル前後、複数の仕事を掛け持つ黒人・ヒスパニック系。投票の権利を一番行使しにくい人たちだったクマ。
ねらい・インサイト
きっかけは180LAの社員Karlaの一言。「私は投票しない、難しすぎるから」。東LAに住む彼女にとって投票は仕事帰りに10分寄れる話じゃなかった。ペイドメディアの予算はゼロ。だったら自分たちが持ってるもの——店舗そのものを声を届ける場所に変えればいいクマ。
アイデア
11月8日の投票日、Boostの店舗を実際の投票所にした。30人のチームが半年かけて全米817の郡に電話をかけ続け、シカゴやアトランタ、南カリフォルニアの店舗を口説き落とした。投票所になれなかった店舗では「Party at the Polls」を開催。Chance the Rapperらとの投票呼びかけイベントや、投票所を探せるサイト、「Voter」アパレルまで作ってしまったクマ。
展開・成果
Boostの店舗が投票所になった地域では、投票率が23%増加。Cannes LionsではPromo & ActivationとIntegratedの2部門でGrand Prix、Titanium Lionも獲得したクマ。
余韻
ケータイを売る店が、民主主義のインフラになった日。予算はゼロ、あったのは817回の電話と、Karlaの一言を聞き逃さなかった感度だけクマ。小さく始まったアイデアを、誰も見落とさなかった。それだけで、パーパスは言葉から行動になるクマ。
クレジット
- 広告主
- BOOST MOBILE
- 代理店
- 180LA
- 制作
- The Corner Shop
- ECD
- Eduardo MarquesRafael Rizuto
- Other
- William Gelner
- OTHER
- Sound: Eleven SoundEduardo MarquesPost: Therapy StudiosCut+RunECD: Rafael RizutoJason RappaportMusic: Atomica Music LibraryDigital: Jam3VFX: Jogger StudiosCD: Mike BokmanCCO: William Gelner
- 受賞
- Cannes Grand Prix (2017)


