Coca-Cola|Security Cameras|2016|グローバル(ラテンアメリカ発)
監視されている幸福は、本物か / Coca-Cola「Security Cameras」
監視カメラの映像ってこういう風に使っていいのかな、許可取ったのかな、いや、許可の取りようがあるのかな、ないだろうな、そうすると仕込みかな、みたいなことを考え始めたのはこのCMを3回くらい観た後で、初見で猛烈に感動した1本クマ。
▎背景・課題
監視カメラは通常、交通事故や強盗、犯罪の記録に使われるものクマ。ネガティブなイメージが染み付いている。でもコカ・コーラはずっと2009年から「Open Happiness」というキャンペーンを続けていて、すべてが「幸せ」に収束する世界観を持っていたクマ。その流れの中で生まれたのがこの映像。クリエイティブディレクターのMarin Mercadoは「人々は監視カメラをネガティブな出来事と結びつけがちだが、実際には幸せな瞬間もたくさん捉えているということを証明したかった」と語っているクマ。
▎ねらい・インサイト
「悪い人より善良な人のほうが多い。より良い世界を信じる理由がある」というブランドの世界観を、監視カメラという意外な切り口で見せることクマ。実際の監視カメラ映像の使用権を買い取ったものも多く含まれていて、残りは実際の出来事を再現したもの。元記事メモで「初見で猛烈に感動した」と書かれているように、視点の転換が持つ力は強烈だったクマ。ただただ幸せな読後感を残すだけなんだけど、コカ・コーラだからそれでいいのかなあ、とも思うクマ。
▎アイデア
世界中の監視カメラ映像を集めて、キスを盗む人、ポテトチップスを配る人、友情の攻撃、優しいギャングたちを映し出したクマ。「正直なスリ」(落とした財布を返す)、「ポテトチップ密売」(ホームレスにお菓子をあげる)といった言葉遊びのテロップも秀逸クマ。スーパートランプの「Give A Little Bit」をBGMに、キス、ダンス、困っている人を助ける、命を救うといった場面が次々と映されるクマ。そして最後に「Let's look at the world a little differently」というメッセージ。
▎展開・成果
公開1ヶ月で540万YouTube再生と44,500のいいねを獲得したクマ。スペインの広告祭El Solでノンアルコール部門のベストTVアドを受賞。2013年のスーパーボウルでも放映され、感動的だけれどちょっと不気味、という両面の反応を呼んだクマ。制作は90秒版で、制作会社はLandia、コカ・コーラ・ラテンアメリカのために作られたクマ。
▎余韻
Happinessみたいなでっかいワードをずっと使い続けられるのは、しかもグローバルでそれを実現できるのはすごいよね、と元記事メモには書いてあったクマ。本当にそうで、この「監視されている世界」をポジティブに転換する強さは、コカ・コーラというブランドの厚みがあってこそクマ。ただ、3回観て初めて「これ仕込みじゃないのかな」と思い始める、その瞬間に、感動と疑問が交差するのもまた事実クマ。それでもクマは初見の衝撃を信じたいクマ。
▎クレジット
▎タグ
▎広告くんが選ぶ関連3本
同じ匂いがするクマ〜


