SWEDISH INSTITUTE AND VISIT SWEDEN|CURATORS OF SWEDEN|2012|スウェーデン
国家の Twitter を、市民に預ける / スウェーデン政府「CURATORS OF SWEDEN」
国の公式Twitterを、毎週ちがう一般人に渡す。ツイート内容のチェックなし。そんな賭け、スウェーデンはやったクマ。
シーン
背景・課題
IKEAとミートボールの国、アメリカではスイスとよく間違えられる。予算も乏しい小国が、どう自分たちを語るか。ひとつの公式な声だけじゃ、スウェーデンは描けないという結論に達したクマ。
ねらい・インサイト
完璧で、表面的で、ちょっと退屈。そんなイメージを壊したかった。だから「アンバサダー」じゃなく「キュレーター」という言葉を選んだクマ。外交官じゃなく、ただの個人として喋ってもらうために。
アイデア
2011年12月10日、ノーベル賞授賞式の日に@Swedenは始まった。作家、教師、神父、レズビアンのトラック運転手。毎週、まったく違う一人がアカウントを預かり、好きなことをつぶやいたクマ。台本なし、指示なし。
展開・成果
2012年、Cannes LionsでCyber部門グランプリを受賞。世界中で報じられ、アイルランドやオランダなど他国も同じ仕組みを真似したクマ。2018年に終わるまで、356人が交代でこのアカウントを回した。
余韻
国が、言葉のコントロールを手放す。それ自体がメッセージになったクマ。炎上した週もあった。それでも預け続けた。356人分の声、7年ぶんの信頼。グランプリは、たぶんその覚悟に贈られたクマ。

