GUCCI|THE TIGER|2026|アメリカ/イタリア
ランウェイをやめて、33分の映画を撮った / GUCCI「THE TIGER」
グッチが新コレクション発表のために選んだのは、ランウェイじゃなくて33分の短編映画だったクマ。しかもCDはスパイク・ジョーンズ。やっていいクマ、それ。
シーン
背景・課題
新クリエイティブディレクター、デムナによる初コレクション「La Famiglia」のお披露目。従来ならミラノでランウェイショーを組むところ、グッチはその型を手放した。
ねらい・インサイト
ファッションショーは一瞬で消費されて終わるけど、映画なら語られ続ける。コレクションを見せるより、世界観ごと体験させたほうが記憶に残る、という賭けに出たクマ。ハリウッドとの太いパイプを持つブランドだからこそ打てる手でもあるクマ。
アイデア
物語の主役は架空のグッチ家当主バーバラ・グッチ。自分の誕生日に子どもたちと特別なゲストを家族の邸宅に集める、という筋立てで新コレクションを纏わせていく。監督はスパイク・ジョーンズとハリナ・レイン、撮影はMJZ。キャストにデミ・ムーア、エドワード・ノートン、エド・ハリス、エリオット・ペイジ、キキ・パーマー、ケンダル・ジェンナーと豪華。
展開・成果
製作費は推定1000万ドル規模。ミラノとニューヨークで上映イベントも実施された。Cannes Lions 2026ではEntertainment Lions部門Fiction Film(30分超)でゴールドを受賞。
余韻
ファッションブランドが「ショー」をやめて「映画」を選ぶ、っていう決断そのものがもうクリエイティブクマ。文化的な話題を作れるかどうかに賭けた、って記事にも書いてあったけど、その賭け、ちゃんと勝ったクマね。

