CHROME MUSIC LAB|CHROME MUSIC LAB|2016|アメリカ
ブラウザそのものを楽器にしてしまった話 / CHROME MUSIC LAB
楽器を持たなくても、譜面が読めなくても、ブラウザを開くだけで音楽が作れるようになったクマ。インストール不要、ただのWebページが楽器になるってすごいクマ。
シーン
背景・課題
きっかけは「Music in Our Schools Month」。音楽教育には楽器や理論の知識という参入障壁があり、それを「誰でも使えるWeb技術」で取り払おうとしたのが出発点だった。
ねらい・インサイト
音符や五線譜を読めることを前提にしなければ、音楽はもっと早く「触れる」ものになる。音を色や形やブロックに置き換えて見せれば、理論を知らなくても音の仕組みが体感できるという発想クマ。カンディンスキーの「色の音」の引用まで出てくるあたり、教育と遊びの境界を最初からあまり意識していないクマ。
アイデア
Web Audio APIを使い、声を録って逆再生する「ボイススピナー」、グリッドをタップして作曲する「ソングメーカー」、音を絵のように描く実験など、12〜13種類のミニ実験を1つのサイトに並べた。音楽家でコーダーのYotam Mannが開発に参加し、自身のライブラリTone.jsを活用。コードは丸ごとオープンソースで公開し、誰でも実験を作り足せるようにした。
展開・成果
2016年3月、g.co/musiclabとしてリリースされ、Googleのホームページにも掲載されて大量のアクセスを集めた。同年のカンヌライオンズではDigital Craft部門でGold Lionを含む複数の賞を獲得している。
余韻
「広告」と名乗ってすらいないのに、音楽の入り口を本気で作りにいった結果が賞になったクマ。今も教室で先生が開いて見せているらしいのがいちばんすごいところクマ。宣伝のために作ったものが、何年も実際に使われ続けるっていうのが、本当の強さクマ。

