HYUNDAI|ASSURANCE|2009|アメリカ
「クルマを返していい」が、信頼になった / HYUNDAI「ASSURANCE」
2009年、リーマンショックの直後。自動車が売れない時代に、ヒュンダイは妙なことを言い出した。「1年以内に仕事を失ったら、この車、返していいですよ」。業界で誰もやったことのない約束クマ。
シーン
背景・課題
2008年末、自動車業界の販売は3割以上落ち込んでいた。値引きしても、金利を下げても、人は買わなかった。ヒュンダイが調べてわかったのは、消費者が恐れていたのは支払いそのものより「来月も仕事があるか」だったクマ。
ねらい・インサイト
問題は車の出来でも価格でもなく、将来への不安だった。だったら値段をいじるんじゃなくて、その不安に直接答えればいい。ヒュンダイはそう考えたクマ。
アイデア
名付けて「ヒュンダイ・アシュアランス」。買った車が原因で職を失ったら、信用情報に傷をつけずに車を返せる。差額の負担も最大7,500ドルまで肩代わり。発案からわずか37日で全米のディーラーに展開し、スーパーボウルで発表したクマ。
展開・成果
業界全体が37%落ち込むなか、ヒュンダイはシェアをほぼ倍にし、販売は14%増加。その年のうちに過去最高の市場シェアを記録したクマ。
余韻
実際にこの制度を使って車を返した人は、350人ほどしかいなかったらしい。つまり会社の持ち出しはほとんど無い。それでも「返していい」の一言が、数十万人の背中を押したクマ。不安な時に効くのは値引きじゃなくて、信じてもらえる一言なんだクマ。


