NIKE|I AM PLAYR|2012|イギリス
ゲームの中で、40万足売った / Nike「I AM PLAYR」
サッカー選手の人生を一人称で生きるゲームがある。その中にNikeが物語の「当たり前」として編み込まれていて、ゲーム内で40万足以上のブーツが売れたクマ。広告くさくないのに、これは広告クマ。
シーン
背景・課題
2012年のイギリス、テレビでは商品配置の規制が厳しく、ブランドが物語に入り込める場所は限られていたクマ。Nikeが狙ったのはサッカー狂の10代。普通の広告じゃ、もう届かない相手クマ。
ねらい・インサイト
We R Interactiveの発想はシンプルで、ブランドをゲームに貼り付けるんじゃなく、ゲームの核に織り込むこと。I AM PLAYRは架空のクラブと契約した選手として、エージェント選びも夜遊びも恋愛も、全部自分で決める一人称サッカーゲーム。Nikeはその生活の一部として、当たり前にそこにいるクマ。
アイデア
Facebookで展開され、ジェラードやウォルコットら実名選手も登場。映画会社と組んだ一人称映像は、ゲームというよりインタラクティブ映画に近かった。プレイヤーはゲーム内でNikeブーツを試着し、気に入ったら買う。広告を見せるんじゃなく、買う導線そのものがゲームになっていたクマ。
展開・成果
ローンチから1年ちょっとで1000万人以上が226カ国でプレイ。ゲーム内では40万足近いNikeブーツが売れ、2012年のカンヌライオンズでゴールドライオンを受賞したクマ。
余韻
ブランデッドコンテンツという言葉がまだ真新しかった頃、これは「邪魔しない広告」の完成形を見せたクマ。プレイヤーは広告を見せられているなんて思わず、ただ夢中でサッカー選手の人生を生きていた。その中でNikeは静かに刻まれていく。サービスはもう終わってしまったけど、40万足という数字だけがちゃんと残ったクマ。


