PURINA|STREET-VET|2019|フランス
犬のオシッコが、街角の健康診断になった / PURINA「STREET-VET」
犬がオシッコしたくなる看板を作って、そのオシッコで健康診断する。書くと意味不明だけど、筋は通ってるクマ。
シーン
背景・課題
フランスでは年間100万頭以上の犬が健診を受けていないと言われるクマ。獣医通いはお金も時間もかかるし、元気そうならつい後回しにしてしまう。健康特化のペットフードを扱うPURINAのProPlanにとって、この「気づかれない病気」は放っておけない課題だったクマ。
ねらい・インサイト
犬は電柱やポールでの排尿を我慢できない。これはただの本能クマ。フェロモンで犬を呼び寄せ、尿を採れば健康状態がわかる。散歩という毎日の習慣に、意識せず健診を紛れ込ませる発想クマ。
アイデア
McCann Parisが作ったSTREET-VETは、デジタル看板がフェロモンを放って犬を誘い、下部の無菌スペースで尿を採取。糖尿病・腎臓病・尿路感染症・コレステロールを化学試薬で調べ、30秒で結果を表示するクマ。工学研究所Yncreaと獣医クリニックVetParis7が2年がかりで作った、正真正銘の街角検査室クマ。
展開・成果
2019年3月、パリ10カ所に設置され2,500頭を検査、41%で健康問題が見つかったクマ。Cannes Lions 2019でHealth & Wellness部門・Direct部門のGoldを含む複数のLionを獲得し、McCann Paris最多受賞のキャンペーンになったクマ。Clio Awardsでも受賞したクマ。
余韻
会議では笑い話で終わってもおかしくなかったのに、それを本気の仕組みまで作り切ったところがすごいクマ。バカバカしさと工学の本気度のギャップがたまらないし、なにより41%という数字が、ただのネタじゃなかったことを証明してるクマ。犬の散歩が、そのまま健康診断になる日が来たクマ。

