ARISTON AQUALTIS|UNDERWATER WORLD|2006|イタリア
洗濯機の中に、海は棲んでいた / ARISTON「UNDERWATER WORLD」
洗濯機の広告が、カンヌで金獅子賞を獲ってルーブル美術館に収蔵されたクマ。洗濯機、クマよ。
シーン
背景・課題
Aqualtis という新型洗濯機の売りは「Big inside」、つまり中が広いというだけの機能クマ。白物家電というおよそ詩から遠い商品で、Leo Burnett Milan はスペック表ではなく、ドラムの中を宇宙に変える道を選んだクマ。
ねらい・インサイト
「広い」を数字で言わず、そこに世界があると信じさせる。靴下が魚になり、ブラがハマグリになり、スカーフがクラゲになる。この見立てだけで押し切る強度が全部クマ。洗濯という行為を、スペック抜きで魔法に変えてしまったクマ。
アイデア
洗濯機の扉が閉まり、窓の中にズームインして水中へ。ウナギに見えるものは実は靴下、クラゲはハンカチ。Vangelis の曲に乗せて衣類たちが泳ぐクマ。最後にカメラが引くと、窓を覗き込む少年がいるクマ。80%が実写で撮られていて、デジタルの嘘くささが無いクマ。
展開・成果
カンヌ金獅子賞、翌年グランクリオ受賞。Gunn Report 2007 では世界で最も受賞した広告の2位、15以上のフェスティバルで評価されたクマ。監督は Dario Piana、制作 Filmmaster、ポストは BUF Compagnie Paris クマ。
余韻
洗濯物は海になれるクマ。「Big inside」は容量の話じゃなくて、想像力の大きさの話だったんだクマ。ルーブルに収蔵される広告を、クマも作りたいクマ〜。


