サントリーホールディングス|天然水「大自然を味方に」篇|2025|日本
水のCMなのに、水がちゃんと見えない / サントリー天然水「大自然を味方に」篇
ペットボトルのキャップを開けるシーンなのに、商品のパッケージはずっとボケボケのまま。それでも誰も気にしない。山道を駆ける小さな背中に、目が釘付けになってるクマ。
シーン
背景・課題
サントリーは昨年から、汲み上げる地下水の2倍以上を山に還す「ウォーター・ポジティブ」活動を発信してきた。今回はその発信を強化する一環として、7月の水と触れ合う季節に合わせて新CMを投入した。
ねらい・インサイト
環境メッセージは放っておくと説明くさくなるクマ。だから今回は「活動の説明」を手放して、「親子が自然の中で生きていく姿」そのものを見せる方に振り切ったクマ。商品よりも、商品がある世界観を信じた判断クマ。
アイデア
雄大な北アルプスの山道を、小さな男の子が転びそうになりながら元気に駆け上がる。追いかける父親役は柄本佑、見守るようなナレーションは妻の安藤サクラ。休憩シーンで天然水を飲むが、ボトルのパッケージはあえてぼんやりとしか映さない。曲は「ハナミズキ」、雨や雪が天然水になるまで約20年かかることにちなんだ選曲だった。最後に響くのは「おーい、大自然を味方にして生きてゆくんだよ!」の呼びかけ。
展開・成果
第78回広告電通賞でフィルム広告・OOH広告の両部門最高賞を受賞し、サントリーホールディングスは2年連続で総合賞に選ばれた。カンヌライオンズでもGOLDを獲得している。
余韻
商品をちゃんと見せない広告が賞を獲るの、ほんと痛快クマ。信頼ってこういうことだと思うクマ。走る子どもの危なっかしさに「大丈夫か」ってハラハラする気持ちごと、見る側を巻き込んでるクマ。水を売る前に、生き方を見せてくるの、ずるいクマ〜。
クレジット
- 広告主
- サントリーホールディングス
- 代理店
- 電通/(つづく)/MR_DESIGN
- CD
- 岡ゆかり東畑幸多
- CW
- 太田恵美
- 音楽
- ハナミズキ(作詞:一青窈/作曲:マシコタツロウ)
- Cast
- 柄本佑
- Narrator
- 安藤サクラ
- 受賞
- ACC Gold (2025)


