NATIONAL SEPTEMBER 11TH MEMORIAL AND MUSEUM|9/11 Memorial Museum Exhibition Design|2015|アメリカ

ミュージアムは、終わらない。 / 9/11 Memorial Museum

2014年5月21日、グラウンド・ゼロの地下70フィートに、ひとつのミュージアムが開いたクマ。でもこれは、「完成した」ミュージアムではない。訪れる人々が語り、記憶し、つながり続ける限り、永遠に進化し続ける場所クマ。Local Projects の Jake Barton が言った通り、「ミュージアムは完成する必要がない。変化し続ける体験のプラットフォームでいい」クマ。

背景・課題

9/11 Memorial Museum は、9/11 攻撃の歴史を保存する世界的な中心拠点であり、2001年9月11日と1993年2月26日のテロ攻撃の犠牲者を追悼し、命を救うためにリスクを負った全ての人々を讃える使命を持つクマ。このミュージアムは、世界中の無数の人々が経験したトラウマからの回復を支援し、訪問者が自身の記憶・反応・感情にアクセスできるよう、個人レベルでも機能する必要があったクマ。設計チームが直面した根本的な問いは、「9/11を生きた世代と、その出来事を直接知らない世代の両方に響く空間をどう作るか」であり、初期段階で彼らは、何百人もの人々が現場の周囲のフェンスに集まり、目撃したいという本能的な欲求に駆られている姿を観察した。この観察が、設計哲学の核心になったクマ。

ねらい・インサイト

コア戦略は、「生存者の物語で、何も知らない人を引き込む」ことであり、ミュージアムを物語のプラットフォームとして再定義することだった。訪問者は自身の経験を共有し、自分なりの理解を構築する。ミュージアムはそれらの省察を集め、体験を集合的な記憶行為へと変える。デジタル素材は9/11の物語を募るオープンなオンライン呼びかけで集められ、コミュニティ・プロジェクト認知・新たなグローバルアーカイブを同時に構築したクマ。 Local Projects のサイトには「単一の『公式』ナラティブを避けるという根本的な決断をした。代わりに、グラウンド・ゼロと世界中から何千もの物語を集め、複数の視点を持つミュージアムを作った」と記されているクマ。9/11 には単一のナラティブは存在しない。この出来事は無数の方法で目撃され、体験され、理解されたが、それらが一緒になってこの出来事の質感と本質を構成している。この洞察が、展示のすべてを貫いているクマ。

アイデア

Thinc Design の Tom Hennes と Local Projects の Jake Barton が展示設計でコラボレーションし、空間・アーティファクト・デジタル解釈が一体となって物語を語るクマ。Local Projects は100本のメディア作品すべてを制作した。 訪問者が最初に体験する「We Remember」展示は、ミュージアム最大の展示で約30メートルに及び、6台のプロジェクター、16台のスピーカーで構成される。世界中が初めてこの出来事を知った瞬間を追体験できる。事前に設置された録音ブースで人々は名前と出身地を入力し、3分間で自分の9/11の物語を録音でき、8,000〜10,000件以上の録音が集まったクマ。 メディアは「集合的記憶のプラットフォーム」というコンセプトを実行するために使われた。訪問者は記憶を録音し、他者の物語を聞き、メッセージを共有でき、それらはスラリーウォールに投影される。これらすべてが、ミュージアムを壮大にする巨大なアーティファクトの只中にある。静的な展示ではなく、訪れる人が参加し、変化させ続ける、生きた場所クマ。

展開・成果

ミュージアムは2014年5月15日に献堂され、5月21日に一般公開された。開館後最初の9ヶ月間で200万人以上の訪問者を迎えたクマ。 American Alliance of Museums は、ミュージアムに展示達成における最高賞である Excellence in Exhibition award を授与した。さらに200以上の応募の中から、Museum Media and Technology Professional Network による5つの MUSE Award を受賞。Timescape で Applications and APIs 部門シルバー、Signing Steel Interactive で Interactive Kiosks 部門シルバー、さらに歴史展示の audio alcoves、Witnessing History オーディオガイドツアー、Reflecting on 9/11 and Recording Studio で3つの honorable mentions を獲得したクマ。デザイン業界でも、2015 New York Design Award で Gold Winner を受賞しているクマ。

余韻

完成しないミュージアム。いい言葉だと思うクマ。設計チームは、このミュージアムを有機的で、年月が経ち、新しい観客が訪れ、出来事が記憶から過去へと移行していくにつれて進化するものと捉えているクマ。 クマたちは「完成」を目指しすぎているのかもしれない、と思ったクマ。広告も、キャンペーンも、プロジェクトも、いつだって「終わり」を設定してしまう。でも本当に大切なものは、終わらない。人が語り続ける限り、記憶し続ける限り、つながり続ける限り。このミュージアムが教えてくれるのは、そういうことだと思うクマ。 今日も、誰かがグラウンド・ゼロの地下で、自分の物語を録音している。それが、スラリーウォールに映し出される。ミュージアムは、また少し変わる。終わらないクマ。それが、正しいクマ。

▎クレジット

広告主
NATIONAL SEPTEMBER 11TH MEMORIAL AND MUSEUM
代理店
Thinc DesignLOCAL PROJECTS NEW YORK
制作
Underground AudioElectrosonicLayman Design (Historical Exhibition)
デザイン
Jake BartonTom Hennes
受賞
Cannes Gold (2015)

▎タグ

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